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初めて宝塚を見に行きました。
友達の友達が行けなくなったチケットを譲ってもらったのです。
演目は「外伝 ベルサイユのばら?アンドレ編」。

外伝といっても本編の大事なストーリーは網羅されており
私たちのオスカル様も登場します。
本編に登場しないマリーズという女の子の
アンドレに対する片思いを軸に話はすすみます。
が、初心者としては気になるのはやはりオスカル様
セリフの中で「オスカルが」「オスカル様が」と名前は連呼されるものの
なかなかその麗しいお姿を見せません

アンドレが銃に撃たれて死んでいくシーンでさえオスカルの登場はなく
この場面は是非♪ブロンドの?髪ひるがえし?♪と
アンドレが途切れ途切れに歌う歌と
オスカルの「見えていないのかあああああっ!」というセリフと
名曲♪愛?それは?♪の歌が必要なのに。。。。。。。。

やっぱりもう少しオスカル様が見たかったねーと
誘ってくれた友達と休憩中に語らいました。
彼女は何度もタカラヅカを見ているらしく
「アヌビスちゃん、大丈夫。本番はこれからだから

30分の休憩後(この長さにも驚いた)客席に戻ると
舞台はガラッとかわっていて、「Exciter!!」という文字が
ギラギラと輝いています。
第2部は「スパークリングショー・Exciter!!」。

ショーの初めから妖しいラテンの雰囲気に満ちていて
ピアソラ調のタンゴの音楽が。
その後は「これぞタカラヅカ!」というレビューの激流に流されるまま。

何度か繰り返し歌われるテーマ音楽は
どこか懐かしい昭和の香り(笑)。
あの時代にこれをヒロミ・ゴーが歌ったら、絶対大ヒットでしょう。

常に男役トップは目立つ衣装を着ているから
知識がなくてもすぐわかるし、2番手・3番手の衣装も微妙に違う(笑)。
ラメの量だとか、裏地があるとかないとか
このわかりやすさがたまらない。
音楽やストーリーが変わっても、この順位だけは絶対崩されないのだ。
すごい世界だ!

そしてお待ちかねのラインダンス
今回はギラギラのラテンチック構成だったので
ダンサーさんも黒鳥のような衣装。
この中から未来のスターが出てくるかも?

もっとお待ちかねだった大階段!!
最後まで「ザ・ラテン」な感じで黒と赤の情熱的な衣装、そして舞台。
黒い大きな羽を背負った人が現れて
「おお???、さすがトップスターだ・・・・・」と感動していたら

その何倍も大きくて厚みのある、クロとシロの羽を背負って
黄金の衣装に身を包んだ人が現れた。
「こっちだった。。。。」
顔を覚えてなくても、誰もがわかるようになっている。VIVAタカラヅカ!!

トップの人は歌やダンスも当然上手いけど
会場をひとつにしてしまうカリスマ性がある。
ハマってしまう人が多いのも納得。
出演者ひとりひとりが「夢の世界」を作り上げることに徹底しており
集中しているのが、見ていてよくわかります。

終演後帰り道「Exciter!!」のテーマ曲がぐるぐる頭をまわって(笑)
ますます体の底から燃えてきた感じ
次なるステップに向かいエンジンがかかってきたのを感じます。
ありがとうタカラヅカ!
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映画「花の生涯?梅蘭芳」から「覇王別姫」に流れて
先日シネマ歌舞伎「牡丹亭」を見てまいりました。
玉三郎


坂東玉三郎様が昆劇の名作を本場中国・蘇州で上演したものの映画版。

第一部は上演までのドキュメンタリー。
「言葉の壁を越えられると思わない。越えられるのは演技の壁だけ」
と語る玉三郎様。
北京語を知らないのがかえってよかった、と日々蘇州語と格闘して
外ではウォークマンを手放さず、部屋ではビデオを見続ける日々。

180度開脚して上半身を床にベタッとつけるほどの身体の柔らかさ。
毎日のストレッチも欠かせません。
努力を惜しまない玉三郎様の姿に、感動とともにパワーをもらいました。

映画「さらば、わが愛」に出演したレスリー・チャンとの逸話も披露。
「あの役(女形)は君がやるべきだった」とチャンが言った、と玉三郎様は
冗談ぽく笑いました。

歌舞伎の技で、京劇に使えるものは何もないとか。
昆劇界には女形がほとんどいなくなり、今回の玉三郎様公演で
女形復活のきっかけになるかも・・・・と期待されているそうです。
現地の新聞にも「日本の梅蘭芳」と紹介されていました。

さて第二部は昆劇の名作「牡丹亭」の上演です。
あらすじはこちら。→http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/botantei/index.html
玉三郎演じる杜麗娘(とれいじょう)は若い娘という設定ですが
本当にそのしぐさ、表情は若々しく「乙女の恥じらう姿」には
こちらもドキドキするほどの眩しさを感じます。

このかわいらしさ・・・・・・
女形スペシャリストとはいえ、オジサンにできてオンナの私にできないはずはない!?
玉三郎サマと張り合っては勝負になりませんが
せめてダンスの時だけは、カワイイ踊りが踊れるといいなあ。。

玉三郎の「牡丹亭」は以前北京・京都でも上演し
たしかNHKでも放送されたと思います。
その時は杜麗娘が夢で出会った青年に、恋い焦がれて死んでいく
泣かせるシーンで終わりました。(泣けるんです!)
今回蘇州版では、なんと杜麗娘が復活?
「それっていいの???」な終わり方をします・・・・・・・

東銀座・東劇でのシネマ歌舞伎「牡丹亭」は7月10日まで。

それから9/29?10/26は日中友好会館にて展覧会「京劇の花?梅蘭芳」展が
開催されます。入場無料!
10/24?26は昆劇公演があり、「牡丹亭」から遊園驚夢・尋夢の場も上演予定。
なんと前売り1000円とお財布にも優しい
詳しくは(財)日中友好会館HPにて。→http://www.jcfc.or.jp/index.html





毎年ナニかが起きる6月6日(笑)。
今年はクッキーさんと一緒に京劇「覇王別姫?漢楚の戦い?」を観に行きました。

項羽と劉邦の戦い、追い詰められた項羽と愛妾虞姫との別れがメインのお話。
教科書に載っていたような気がしますねぇ。

項羽はなんとひとつの舞台でダブルキャストなんです。
京劇に詳しいクッキーさんによれば
文戯(歌唱をよくする役)と、武戯(立ち回りをよくする役)に分かれているのだとか。

なるほど、第一部は戦いのシーンが多く立ち回りが多い。
項羽が歌い始めたとき「ん?一応主役なんだよね?声量ないなぁ。
京劇の歌ってこれくらいなのかな」と思いました。
が、第二幕は虞姫との別れが中心で、その心情を吐露する歌唱が多く登場します。
項羽の第一声からして別人のようでした。
いや、「別人のよう」でなく「別人」だったわけですね。

何といってもこの日は虞姫を演じた趙秀君さんが秀逸。
声は張りがあり、豊かな声量、表現力豊かな歌唱。
オペラの女性歌手でも、ナマでこんなに感動する歌声に出会ったことはないかもしれません。
そして手の動きが優雅で美しい。

そういえばこの虞姫役はあの梅蘭芳の得意としていた役だとか。
パンフレットに当時の写真がありましたが、凛とした美しさが際立っていました。

第二幕、戦から帰って来た項羽を虞姫が迎えるシーンは
先日見た映画「さらば、わが愛」を彷彿させるものがありました。

京劇の舞台は「装置の早変わり」はほとんどありません。
それだけに役者の演技力が必要とされます。
部屋の中にいた虞姫が、庭に出て秋の月夜の様子を歌いますが
舞台装置は室内のままなのに、本当に薄暗い夜に月が輝き
心地よい秋の風が吹いているのを感じました。

そして「馬」の存在。
項羽には「烏騅」という名馬がいますが、これを引っ張ってくる馬丁の演技も見事。
本当に馬が舞台に登場するのではないかと思ってしまいました。
綱の引き具合で馬の動きがわかります。
馬の泣き声も、楽団がうまく鳴らすのです!
ですから最後に烏騅が自ら身を投げるシーンが本当に悲しくて。

カーテンコールはあっさりと終わってしまいました。
第一部はこのところたまっている疲れのせいで少し意識が遠のいたものの
第二部は引き込まれていき、あっという間だったように思います。

さて秋には京劇フェスティバルがあるそうですよ!
これは「芸術の秋」の幕開けにピッタリ、のようですね


1993年、カンヌ映画祭グランプリに輝いた作品です。
今更ながら、先日BSで放送したものを録画し
先週末見てみました。
土曜深夜から見はじめ、少し見たら続きは翌日見るつもりが
止められなくなり結局明け方まで見てしまいました。
約3時間もあるとは知らなかったので。。。。。

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(2005/11/25)
レスリー・チャンチャン・フォンイー

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詳しいあらすじはこちらでご覧ください。
幼い頃京劇養成学校?で育ったふたりの子供が
やがて有名な京劇役者に育っていきます。
養成学校の厳しいこと!体罰に耐えられず自ら命を絶つ子供も。

成長した小楼(この人は男役)と蝶衣(女形)の演じる「覇王別姫」は評判になり
あれよと言う間にトップスターへ。
そんな中、蝶衣は小楼への秘めた思いをつのらせていきます。

蝶衣役のレスリー・チャンの美しいこと!
先日見た「梅蘭芳」のレオン・ライより何倍も美しいし
その憂いのある表情に釘付けになります。
でも私の好みとしては
ユイ・シャオチュン(青年の梅蘭芳 )>レスリー・チャン >レオン・ライ(成年の梅蘭芳)
かしら。
ユイ・シャオチュンは京劇シーンも見事でしたから。

「覇王別姫」に話を戻しましょう。
京劇シーンはタイトル通り、「覇王別姫」がほとんどですが
レスリー・チャンの虞姫はただ見とれてしまうばかり。。。。。
映画の中でもかなり京劇のシーンは多いので満足

物語はその後、戦争(またも日本軍登場)、文化大革命へと進んでいきます。
その時代、中国が誇る伝統芸能である京劇の運命も
翻弄されていく様子に、衝撃を受けました。
日本軍が出てくるといつもドキっとしますが(笑)
「覇王別姫」でも「梅蘭芳」でも、チェン・カイコー監督は
日本人を「その国の文化・芸能に理解を示し敬意を表せる国民」と
描いてくれていてホッとします。。

文化大革命の場面はショックでした。
京劇役者が「妖怪文化排除」と糾弾され、京劇の扮装で
(しかもメイクは滑稽にされて)
人々の前に座らされ反省を促されます。
あの梅蘭芳は文化大革命の前に亡くなったそうです。
これは幸運だった、というべきなのでしょうか。。。
自国の誇るべき芸術が、こんな扱いをされたとは。

その後11年間、共に京劇を演じることのなかった二人。
再会し、二人だけの最後の「覇王別姫」を演じます。
蝶衣が子供の頃、いつも間違えていたセリフが、ふと蘇ります。
「私は男に生まれ、もとより女ではない」
それは蝶衣の切ない心を表したセリフでもあったのでしょう。
蝶衣は最後にこのセリフをつぶやくと、京劇の舞台で
虞姫が項羽の刀を抜き自害するのと同じように
小楼から刀を奪い、自ら命を絶つのでした。
蝶衣の悲しみが胸を打つ、衝撃的なラストシーンです。

小説ではもう少し違うラストが描かれているそうなので
さっそく読んでみたいと思います。

そして5月31日からは松竹の「シネマ歌舞伎」で
坂東玉三郎が演じる昆劇「牡丹亭」が上映されます!
迚。荳ケ莠ュ_convert_20090526222320
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/
以前NHKで放送されたものを見ましたが、もう一度見に行きます!
「さらば、わが愛」の中でも、日本軍の前で蝶衣が歌ったのが
この「牡丹亭」でした。

そして私にははっきりとわかったのです!
音楽、歌、踊り、アクション、芝居・・・・・・・・・
京劇には、私の求める「美」のすべてがあることを。
やめられませんな。




映画「花の生涯 梅蘭芳」を見ました。
梅蘭芳という人は、中国京劇界の最も有名な天才女形だそうです。

私にとって京劇は「手を出してはいけない禁断の果実」。
はまったらきっと止められないくらいのめり込みそうなので
敢えて劇場で見ることはありません。

中国に行けば24時間京劇専門チャンネルがありますので
私は朝から晩までそれをかけっぱなしにしていることが多いです。

映画に行けないことも想定し、先にノベライズ本を読んでしまいました。

花の生涯~梅蘭芳~ (角川文庫)花の生涯~梅蘭芳~ (角川文庫)
(2009/02/25)
監)陳 凱歌

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面白い!
あっという間に読んでしまいます。
ストーリーが映画より丁寧に描かれていて、劇中演じられる京劇の歌も豊富。
本の方がお勧めかもしれないくらい。

物語の冒頭、梅蘭芳の叔父が紙の首枷をされて殺されるシーンが
小説では生々しく書かれており、これを映像で見るのは嫌だったのですが
映画ではそのシーンはなく、ホッと安心いたしました。
その代わり、映画だけだと「紙の首枷」(けっこう後でテーマとなってくる)の意味が
わかりにくいかもしれません。

この映画のよいところは、何といっても若いころの梅蘭芳を演じる
ユイ・シャオチュンですよ!!
もともとは中国・越劇の役者とか。女形は初めてらしいですが
もうそれはそれは美しい・・・・・・
成年の梅蘭芳はレオン・ライが演じていて、彼も良いですが
ユイ・シャオチュンの美しさ、可憐さにはかなわない。

京劇の女形の彼もいいですが、「男」に戻った彼もいい!
どんなときにも静かな笑みをたたえています。師匠と対決する時でさえも。
ユイ・シャオチュンを見るだけでも、この映画を見る価値があるでしょう?。

梅蘭芳の波乱の人生を描くには、2時間半という時間は短かったかもしれません。
大きなストーリーの柱は
・師匠との対決と別れ
・孟小冬との愛と別れ
・アメリカ公演と戦争、日本軍との対立
というものだと思います。どれも描き方に「もう一歩」踏み込んで欲しかったな?。

師匠との対立、対決は最終的に梅蘭芳が勝利し、対決最終日惨敗した師匠は
やってきた梅蘭芳に京劇の未来を託し、弟子を思いやる言葉を残し死んでしまう。
師匠の死をみとった後劇場に戻り、熱狂する観客の前に挨拶に立つ梅蘭芳。
楽屋に戻って鏡の前に座った時に、初めて流すことができた涙のシーンが・・・

あまりにも美しすぎます。

許されぬ恋の相手、孟小冬役は何とチャン・ツィイーだった!
この人は「男形の皇帝」といわれる大スター。
京劇に男形があるなんて知らなかった。
ま、宝塚の男役スターみたいなものかな。
「男形の王と女形の妃」の共演は見ていて大変妙なものでした。

ああ、やっぱり生で京劇が見たい!
中国でハイライトだけ見た「覇王別姫」を今年6月上演するらしいので
見に行ってみようかな、という気が起きてきました。

いやん、はまったらどうしよう。


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