師匠のこころ 弟子のこころ
- 2008/08/17(Sun) -
真夏の悩ましい問題。

来年フラメンコ教室の発表会をすることになりそうです。
来年、ということも発表会を行う場所も私の欠席中に決まり
あっという間に師匠が会場をおさえてしまいました。

師匠の心 弟子知らず
弟子の心 師匠知らず

私たちの教室は人数が大変少ないため、前回の発表会と同じホールでは
びっくりするほどの費用を皆が負担しなければなりません。
「発表会の会場がとれたわよ」とウキウキしている師匠に比べ
弟子たちの表情は冴えません。

弟子の心 師匠知らず
師匠の心 弟子知らず

私たち生徒は現実的にお金の問題が厳しいことを先生にお話し
先生もそう言われたら仕方がないわよね、せっかくホールがとれたのに、と
大変ご不満のご様子。
師匠は師匠で、できるだけ良い環境で発表会をさせてあげたいとの
思いがあってのことではあります。

しかしここはいっそ「身の丈」にあう場所で発表会をした方がいいのでは。
例えば「エル○○」みたいなタブラオ(ショーを見ながら飲食できるところ)でやるのはどうでしょう? と
先生に打診したところ、何とかご了承をいただき
タブラオをいくつか探し、かかる費用を調べてみると・・・・
驚いたことに、ホールでかかる費用より格安といえないことがわかってきました。

頑張ってホールで発表会するか
少しでもかかる費用を少なくするためにタブラオでするか

今月いっぱいに結論を出さなければなりません。あーあ。
悩ましい日々は続きます。

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オリンピックイヤーに思うこの日
- 2008/07/22(Tue) -
7月20日。私の大好きなフラメンコ・ダンサー、アントニオ・ガデスが逝って4年になりました。

もう私も大人ですからメソメソしていませんよ。
4年前はまだ子供でしたから、メソメソメソメソしていましたけど。

でも今年は格別の思いが。
4年前のあの日はアテネオリンピックの前でした。
そして今年も間もなく、北京オリンピックが開かれます。

4年前の今日あたりは、もう遺灰がキューバに運ばれちゃったんだなーと。
誰にも知られないようにして。
最後まで格好よすぎたなあ。

オリンピックが近づくごとに
私はカレーラスの「Malinconia d'amore」なんかを聞きながら
こうしてメランコリックな気分に浸るのでしょう。

久しぶりに「血の婚礼」の中の大好きなシーンを見てみました。


本当に、美しくて悲しすぎて胸が締め付けられそうです。
昨年、アントニオ・ガデス舞踊団が演じたこのシーンも変わらず美しく
彼が遺してくれたものの大きさをかみしめました。

来年2〜3月に、また彼の作品に再会できます。
今度は「アンダルシアの嵐」も来るそうで、どのプログラムを選ぼうか
今から楽しく悩んでいます。





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そして今日はボロボロさ
- 2008/02/25(Mon) -
LOTUSのベリーダンスショーが終わり、今週末はフラメンコの舞台があるため
気分を切り替えて、フラメンコモードに。

同じような曲やっただろ〜、と言われそうですが
今度は「グァヒーラ」という曲種で、キューバの音楽がスペインに取り入れられて出来た踊り。

おとといまでは「私はグラナダでアラブの姫衣裳に憧れるジプシー」(大妄想)だったのに
今日から気分は「のどかなキューバの農婦」です。

今日さっそく一緒に踊る友人とギター合わせに行ってきましたが
集中力が足りないのがバレバレ。
あっち、こっちで間違え間違えボロボロさ・・・・・

でも腰振りだけはいつもよりよく振れている気がしますねぇ。ふふん。

あと一週間で何とかします。私は本番だけは何とかする女。

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冬休みの宿題が
- 2008/01/07(Mon) -
本日、フラメンコで初踊りしてきました
実は通常のレッスンではなく、友人とふたりで自主レッスン。
3月にふたりでちょっとしたステージで「グアヒーラ」(アバニコ=扇子を使って踊ります)を踊るのですが
昨夏の発表会での振付をお互い忘れているので
先生のレッスンを受ける前に一緒に思い出そう、という目的です。

何て熱心な生徒なのでしょう。(師匠、聞いてる??

「では年末年始にお互いDVDで復習して闇練してこようねっ」と約束したのですが
私はスキー&酒に溺れる正月を過ごし
DVDを見たのは昨日深夜のこと・・・・・

まさに闇練であります。

サパテアード(フラメンコのステップ)はすっかり記憶の彼方へ去り
DVDをスロー再生しては早戻りさせて、再再生。。。
何度見てもわからないというのは、一体どういうことなのでしょう

あなた、踊ったんでしょ?・・・・・と自分に問いたくなります

何とか「こうだったかな〜」くらいに思い出し、いざ今日のレッスン。
お互い横目でチラ見しながらも、結構覚えていたようで踊れました。

「私たちヤルじゃないのっ

と大喜びで早々に練習を切り上げ(え?)、大して消費していないカロリーを補給すべく
ファミリーレストランへ向かったのでした。

さて明日。
ベリーダンスのパートナーと2月のショーに向けていよいよ練習開始。
「それまでにお互いのソロの部分の振付を考えてこようねっ」と約束したのですが
全く練習していない、いや考えてもいない。。。。。

私はいったいナニをしていたのだろう。冬休みの宿題がふたつもあったのに。

どっちも手付かずだったじゃないか〜〜!!

昔から宿題はためてしまう性格。
これから振付作りの闇練に励みます。

・・・・と音楽かけようと思ったら、相方が録画していた「太王四神記」見るんだって
また深夜の特訓だよ〜〜〜

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日西フラメンコの祭典
- 2007/10/14(Sun) -
13日(土)、東京国際フォーラムCホールで行われた
小松原庸子舞踊団による「日西フラメンコの祭典」に行って来ました。
何と私の師匠&弟子数名での鑑賞です。緊張しますね・・・・

15分遅れで始まった今日の舞台は三部構成。
第一部はフラメンコの発祥から20世紀までの流れ。
ここではフラメンコは厳しい労働を強いられた人々によって
歌われた歌であった、というところから始まり
やがてスペイン各地で踊られていた民族舞踊を取り入れながら
人々に見せるための踊りと歌になり、
芸術の域にまで発展した様子が綴られていきます。
フラメンコになる以前の踊り、バレエシューズをはいて
パリージョ(カスタネット)を鳴らしながら軽やかに踊る
その優雅なダンスに魅了されました。
このような民族舞踊からクラシコに至るまで
きちんと踊って見せることのできるところがさすが、
小松原門下生のダンサーだなあ。。。。と感服いたしました。
シギリージャはバタ・デ・コーラ(裾の長いスカート)とパリージョで踊られ
激しいサパテアードがなくても、かき鳴らされるカスタネットの音色と
うねるバタ・デ・コーラで表現される情念に感激。
(シギリージャきらいだったけど見直した・・・)
そして男性と2人で踊るラ・カーニャ。
何と官能的なことでしょう。そしてとても美しい踊り。
好みはそれぞれですが、私は舞踊は美しくあるべき、と思っているので
第一部のパフォーマンスは本当に満足でした。
第一部ラストのアレグリアスの最後には
バックのスクリーンに古き良き時代のフラメンコアーティストたちが映し出されます。
私はもちろん、彼を探しました。
いたいた!立ち姿ですぐにわかります。ただ立っているだけでも、それは舞踊の一部。
きっと「ファルーカ」を踊っている、アントニオ・ガデスです。

第二部は「現代のフラメンコ」。
スペインからのゲスト、ホアキン・グリロとイサベル・バジョンによる
モダンなフラメンコ。
ああ、今のアレグリアスはこうだな、シギリージャはこう表現もするのか・・・と
第一部の比較が出来て、とても興味深かったです。
彼らは超一流の舞踊家。当然基礎もきちんとできた上で、わざと崩して踊ってみたりします。
体勢は崩れていても乱れないサパテアード。
そしてそれは延々と続くのですが・・・・
私にはtoo muchだったようです。
音響機器がすぐ近くに設置されていたので、脳ミソが破壊されそうな大音量。
感動するというより、すっかり疲れてしまいました。
彼らの踊りは間違いなく素晴らしかった!けれども

アントニオ・ガデスはもっと美しく踊っていた。
クリスティーナ・オヨスの踊りはもっと美しかった。

そんな言葉が私の心の中で繰り返されました。
いま、グリロやバジョンの踊りを見ても、私は絶対
「フラメンコを踊りたい」と思わなかったに違いありません。

そして隣りを見ると、やはり私と同じように疲れきった師匠がいました

第三部はフラメンコの未来への展望、という内容で
再び舞踊団の皆さんが踊ります。
伝統を踏まえながらも新しいものを、ということがよく伝わるような
華やかなラストでした。

小松原庸子さんご自身も第一部で少し登場なさり
男性スペイン人ダンサーと一緒にソレアの一部を踊っていました。
複雑なサパテアードはしないまでも、
ちょっとした動きにとても深い情感があふれていて
そしてその姿勢にも凛としたものを感じました。
さすが日本のフラメンコ界を引っ張ってこられた方ですね。感激しました。

と、いうことでやっぱり私は美しい踊りが好きであり
それにほど遠い私の踊りを大いに反省し
引き続き練習に邁進していくことを決意したワケであります。

で、師匠にこう言って別れました。
「先生、明日のレッスンは休みます〜

だってさ、日曜日はいろいろと予定があるのですよ・・・・ねえ?

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08月16日のオンザウォール占い (BlogPet)
- 2007/08/16(Thu) -
オンザウォールが占ってあげるね。

今日は「弟子運良し」だよ。
いかに弟子るかを見事に見せた弟子様に心を動かされますでしょう
 
いかに「弟子るか」?これも「弟子運良し」というのでしょうか?
 
発表会後、はじめてのフラメンコレッスンに参加してきました。
普段レッスンでフラメンコスカートなんかはいたことのない師匠が、スカートヒラヒラさせてルンルンルン。
 
こわい、こわすぎる・・・・・ナニを企んでいるのだろう?
 
私が恐る恐るスタジオに入ると先生は言いました。
「アヌビスさん、あなた週末のレッスンに月1回でもいいから来られない?」
 
週末のレッスンて、クラシコ・エスパニョール(古典舞踊)みたいなの練習するんでしょ?それ苦手なんだけど。。
あと、私の大嫌いな身体作りもやるし。
あれこれ理由をつけて、今まで逃げてきました。
 
私「はあ、月1回ですかあ・・・・・」(何と言って逃げようか)
先生「あなたが好きそうな振付やるわよ。アンダルシアのヒターノ(ジプシー)っぽいソレア」
私「ええええええええっ!?ホントですか?やります、やります
 
アナタ、またやっちまいましたね。
 それにしてもさすが師匠殿、私のツボをよくご存知です。
できればそのセールス力を、他で発揮していただきたい・・・・・・
 
一足先に「アンダルシアっぽいソレア」を練習始めている人が、私にこっそり言いました。
「そのソレアって、先生がまた歌いながら振付しているのだけど、
アヌビスさんがソロで踊った歌と同じ歌でやっているわよ」
 
ナニィ??
 
先生、一人でリベンジのおつもりでしょうか。ズルいなあ。
 
こんな再スタートのレッスン、占い通り「弟子運良し」であると信じたい。。
 
 
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魂の叫び 命の燃焼
- 2007/08/03(Fri) -
20070803222830


今回の発表会でソロを踊るにあたり、雑誌「パセオフラメンコ」の
「ソレア」を特集したバックナンバーを取り寄せてみたら、こう書いてあった。
「魂の叫び 命の燃焼」

まいったな、こりゃ・・・・

そして、それに近づけたのか?毎日叫び、いやわめき続けた3ヶ月が終わりました。
毎日を共にし、向き合い対話し続けた友人と別れた今、寂しさを感じないといったら
ウソになるかもしれません。
大切な友人であり、私の分身であったソレアさん。

発表会当日のリハーサルは最悪。
カンタオーラ(女性の歌い手・・・実は師匠)の歌がズレるハプニング。
今までのレッスンでも、ズレることはよくありましたが
常にギタリストの方は私に合わせて下さっていました。
が、さすが本番前リハーサル。その瞬間ギタリストさんはカンテに合わせました。

・・・・つまり、私だけが先走ったかたちになり
何とかごまかし合わせたものの、2つめの歌の入りでまたもカンテが早く入ってきた!
(うわ〜、先生、1拍早いよ!ってことは、いま何拍目になるんだ?え?え?)
結果、1拍違いだったのに気がついたら3拍くらいズレている。
フラメンコのリズムは本当に難しいよ・・・・
気を取り直して続けたつもりだったのに、私も動揺していたのか
間違えるはずのない簡単な振りを間違え・・・・
ブレリアの部分でヘロヘロしていると、もう一人のスペイン人カンタオールさんが
何やらハレオ(掛け声)をかけてきた。
きっと「しっかりしろ!」って気合入れたに違いない・・・・・

そんな大失敗のリハーサルなのに、やり直しせず次の曲に進んでしまう師匠。
ちょっと!ちょっと!やり直しさせてくれないの〜?

ソロのリハーサルが最悪で、次の群舞リハも全てめちゃめちゃな私でした。

休憩時、さっき気合注入ハレオを入れたカンタオールがやってきた。
「アナタノ ソレア ダイジョウブ?」
「ダイジョウブ ジャ ナイ」(←ナゼか外人風のニホンゴ)
すると驚くべきことに
「ワタシガ 2バンノ歌ト ブレリア歌イマス。アトデ、リハーサル、チョット」
とおっしゃる。
ちょっと、待ってよ・・・・本番直前に、そりゃマズイよ!先生が激怒する!!
失敗はしたくないし、でも師匠を裏切れないし、もうどうしたらよいのか・・・

そこへ現れた、頼りになるギタリストさん。スペイン語で何やら会話しながら
彼をなだめ、パルマ(手拍子)をこう叩け、みたいなアドバイスをしていました。

そして本番。最初のズレポイントで、師匠カンテが入り損ねそうになった時・・・
さっきの気合注入カンタオールが何やらハレオを入れて「歌の入り」を合図、
ギタリストも師匠が入りやすいように伴奏の速度を緩めました。
私はひたすら頭で拍子をカウントしていたのでこの現象に驚きましたが
何とか演奏に追いつき、ピッタリと歌・ギター・踊りが合いました。

ああ〜、よかった・・・・・
その後のズレポイントも全て成功、結果的に師匠の歌は素晴らしく
さすがプロだな〜、と実感いたしました。
ちなみに師匠とは、大失敗リハーサルについて話をしていません。
何だか触れてはいけないような・・・・

こんな状況だから「命の燃焼」なんてほど遠いのですが
見に来て下さった方からは、いろいろな有難い感想をいただき驚いています。
もともとがドラマチックに出来ている振付なので、私も無理にストーリー作りをせず
音楽とその時の感情に忠実に踊ることを心がけました。
何を、誰を思って踊ったのだろう?と考えると
私の分身である「ソレアさん」への愛情に尽きるような気がします。

自分の内面と向き合わざるを得ない踊りなので、練習していて
泣けてくることもたくさんありました。
やっぱりアントニオ・ガデスのことを思い出すことが一番多かったかな。
「パセオフラメンコ」に書いてあったけれど、「ソレア」が特に多くの人に愛されているのは
「語ること」ができる踊りだからなのだそうです。
本番は、私が子供のようにわめいているのをお客様が母のような愛情を向けて
あたたかく見守って下さった感覚がありました。
見に来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。

さて、次のソロは何がいいかな。単純に楽しい曲がいいんだけど。
次の分身さんを探す楽しみとともに、大事な「ソレア」さんと
これからも仲良くしていきたい。そう思っています。

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