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もう3月が終わります。いよいよ4月。
毎年この時期になると始めたくなるNHK語学講座。

今年は…


20070331085603


スペイン語

今、物凄く呼ばれているグラナダへの旅を大妄想中。。
アルバイシン地区あたりをゆっくり歩きたい。
イスラムの香りを感じながら。そして洞窟フラメンコ。

 「グラナダ」といえば・・・



3大テノール 世紀の競演 3大テノール 世紀の競演
パバロッティ(ルチアーノ)、カレーラス(ホセ) 他 (1994/09/21)
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この時カレーラスが歌った「グラナダ」は最高だったなあ・・・・
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アヌビスたちが、ネットで大きい公式サイトなどなりました

ビセンテ・
アミーゴ(1997/)
12
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例によって図書館で予約しようとしたら「貸出中」・・・・

皆、考えることは一緒のようですが
古いフラメンコが好きな私は、ヤグディンの「仮面の男」
以来かもしれない・・


フィギュアの曲目紹介では、何でも「フラメンコ」!

ただただ、見とれてしまいました


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「オンザウォール」が書きました。
27日、インド料理「ナタラジ」荻窪店でのライブが無事終わりました。
観に来てくださった皆様、お手伝いいただいた皆様、
お店の皆様、そしてダンサーの皆様
本当にありがとうございました。

スペシャルイベントで新婚ホヤホヤの女性の方に
フラワーシャワーしながらのダンスセレモニー。
ベリーダンスはもともと子孫繁栄の祈りをこめて
結婚式などで女性の為に踊られた踊りでもあるので
ちょっとそんなことを「思い出し」ました。


今回は仕事の都合で参加できなかった「Banate Al Nile」メンバー、
娘3号Samiaから美しいバラのプレゼント。嬉しいなあ。

20070328234645


とても良い香りがします。
癒しと、それから美しさと幸せを運んでくれる香り。

このバラのようなダンスが踊れるようになりたいな。

この日のカードはまたも「Steady Progress」。
精進あるのみ。
フィギュアスケート世界選手権で盛り上がっています。
私は男子シングルのランビエール選手の大ファン。
「ショコラ」の音楽に合わせてクルクルクルっと
高速スピンの後にニッコリ笑ったかわいらしい少年は
いまや色気をふりまく(?)大人の男性になりました。

ショートプログラムの失敗は残念でしたが
別人か、というくらいに魂のこもったフリーの「フラメンコ」!
ただただ、見とれてしまいましたね。

ジャンプの失敗もあったようですが、そんなことを全く気にさせない
気迫のこもった演技、そして練り上げられたプログラム。
フラメンコは考えるべからず。ただ感じるのみ。
・・・・・ん?どこかで聞いたフレーズだ。。。

観客の盛り上がり方も凄かったですね。
先日のアントニオ・ガデス舞踊団のカーテンコールを思い出します。
これだけ演技にひきこまれたのは、ヤグディンの「仮面の男」以来かもしれない・・

フィギュアの曲目紹介では、何でも「フラメンコ」とか「タンゴ」とか
くくられてしまうのが困るところ。
ランビエールの公式サイトによると、音楽はビセンテ・アミーゴの「ポエタ」だった。
ビセンテ・アミーゴ・・・・パコ・デ・ルシアの後継者とも言われるようですが
古いフラメンコが好きな私は、まだ足を踏み入れていない領域。

ポエタ ポエタ
ビセンテ・アミーゴ (1997/12/12)
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例によって図書館で予約しようとしたら「貸出中」・・・・
皆、考えることは一緒のようです。
とりあえず予約を入れて、彼の他のCDも予約を入れまくる。
1枚、2枚、3枚。

・・・そして4枚目のCDを予約しようと思ったら
「予約枚数を超えております」ですって・・・・

今シーズンは欠場の多かったランビエール選手。
次のシーズンも是非この「フラメンコ」で私たちを魅了してほしいものです。
きょうは気品は沈黙しなかった。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「オンザウォール」が書きました。
映画「敬愛なるベートーヴェン」 映画「敬愛なるベートーヴェン」
サントラ、ルチア・ポップ 他 (2006/11/22)
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邦題は「敬愛なるベートーヴェン」。
昨日、見に行きました。
ベートーヴェンの晩年の傑作、「第九」初演成功の陰には
優秀な女性の写譜師がいた・・・というような話。
詳細はこちらをご覧下さい。フィクションです。

映画中盤の「第九シーン」は本当に圧巻です。
耳の不自由なのベートーヴェンが第九初演の指揮をしますが
その指揮ぶりにオーケストラも合唱団もドキドキハラハラ・・・なのですが
写譜師の女性が舞台のベートーヴェンのそばで指揮をし
テンポと入りのタイミングを教えてあげます。
合唱が入ったときの、団員の安堵の表情とともに爆発するコーラス。
ここは感動で震えました。やっぱり第九はいいなあ。

ただし、この後のストーリーが何となく弱くて
主題がどこにあるのか見失いそうになります。
「第九」成功のあと、弦楽四重奏曲「大フーガ」の初演失敗にも屈しない
魂の芸術家ベートーヴェンを描きたかったようですが
どうも、私にはその辺があやふやになってしまったように見えました。

しかし音楽はベートーヴェンの美しいメロディーが満載。
印象に残ったのは彼の最後のピアノソナタである32番の第2楽章。
ほんの一節が映画に出てきましたが「これってジャズ??」と思うような
新しさを持つ音楽でした。
映画では「こんなの売れるワケがない」と酷評されますが。

是非全曲聴いてみたいと思いました。
ベートーヴェンのピアノソナタって月光悲愴熱情テンペストだけじゃないんだ。。
ベートーヴェンは大好きな作曲家といいながら、
まだまだリスナーとしてはヒヨっ子ですね。
さて、さっそく図書館で予約しなくては。

これで楽しみがまた増えましたよ
おすすめの演奏があったら、是非教えてください。
「一体ホセ・カレーラスとアントニオ・ガデスのどっちが好きなの?」
と相方につっこまれる今日この頃。
天国のガデスから日々インスピレーションが降ってきて
妄想に浸っているところに、やっとカレーラスからも
新譜購入せよとのお達しが(笑)。

海外のカレーラスファンサイトでも話題になっていた新CD。
「T'estim i t'estimare」
・・・・んがっ!全部カタルーニャ語かぁ。。。。

jose.jpg


【曲目】
T'estim i t'estimare (Antoni Mus / Antoni Parera)
Pais petit (Lluis Llach)
Canco de Sants (Guillem d'Efak / Antoni Parera)
Veles e vents (Ausias march / Raimon)
Sota un cirerer florit (Joan Manuel Serrat)
La meva ciutat (Josep Ma Andreu / Antoni Parera)
Se'n va anar (Josep Ma Andreu / Lleo Borrell)
Dia i nit (Night and Day- Cole Porter)(*)
L'arbre (Josep Ma Andreu / Lleo Borell)
Boig per tu (Carles Sabate / Pep Sala / Joan Cpadevila)
Els vells amants (Joan Manuel Serrat)
Com he fet sempre (My Way - Anka / Francois / Treyaux / Thibaut)
【演奏】
ホセ・カレーラス(Tn)
ダヴィッド・ヒメネス・カレーラス(指)カタルーニャ国立バルセロナ管

「T'estimo」が確か「君を愛す」だったから、
CDのタイトルもそんな感じかな。(←いいのか、こんな適当で・・・)
ファンにはお馴染みのルイス・リャックの作品もありますね。
タワーレコードでさっそく注文しました。→こちら
4月3日発売とのことです。
お花見の終わる頃?母国語で歌うカレーラスのリラックスした歌唱が
また楽しめることでしょう。
「My way」のカタルーニャ語バージョン、楽しみですね。


「カルメン」上演後のアンコール。
アンコールもアントニオ・ガデスの作ったものが
そのまま再現されていきます。

実はこの公演の半年前に、ガデス財団の出している
2枚のCDを入手していました。
「血の婚礼」と「カルメン」です。
特に「カルメン」は1983年パリ公演の音源のようですから
彼のサパテアード音が盛りだくさん!?な事を期待していましたが
やっぱり「音楽」がメインでした・・・・・

このCDを聞いて思い出した曲。それは「Verde(緑よ)」。
「カルメン」の中でも何度となく登場する曲で
とても印象に残るメロディーなのですが
この歌詞には、私の大好きなフェデリコ・ガルシア・ロルカの
「夢遊病者のロマンセ」が一部使われています。

Verde que te quiero verde,
Verde viento. Verdes ramas


スペイン語のほとんど出来ない私でも
ヘタクソな発音で「声に出して読みたい」美しい音を持つ詩です。
それが「カルメン」のアンコールでいつも踊られていました。
パルマ(手拍子)を叩く人たちが囲む真ん中で
カルメン役のステラ・アラウソが踊ります。
この時、なぜかホセ役のガデスの姿は見当たらず
曲が盛り上がってきたところで「突然」現れて二人で踊るのです。
どこに隠れていたのかしら?
その完璧な演出と演技に、いつもため息の連続だったことを思い出します。
今回も全く同じように、「突然」アドリアン・ガリアが現れて
人々の真ん中で踊りました。

このアンコールは最後のポーズと照明が忘れられないほど美しかった。
人々に囲まれ、ガデス(ガリア)とアラウソがお互いの両腕を組む形で
照明はだんだん中央の二人に絞りつつ、静かに消えます。
映画の幕切れのような美しさ。
そんな大事な最後のシーンでしたが
この日、私は最後の二人のポーズ、最後の照明を
はっきり見届けることはできませんでした。
カルメン本編ではとても冷静でいられたのに
このアンコールになったら、何故かアントニオ・ガデスの踊りが舞台でダブって見えて
目の前の映像は、涙でぼやけて見えなくなってしまったからです。

きっとこの舞台をどこかで見守っていただろう、アントニオ・ガデス。
今日の舞台はいかがでしたか?
私は彼の、深く鋭い眼差しと常に彼の周りに存在した「空間」を思い浮かべます。
誰も近寄ることの「許されない空間」。

そして、舞踊団の芸術監督でもあるステラ・アラウソの言葉を思い出すのです。
謙虚さが私たちを育てていく。ありがとう、マエストロ・ガデス。
アントニオ・ガデス舞踊団公演ブログより)


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きょうオンザウォールは、女を後悔したの?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「オンザウォール」が書きました。
3月9日、再びオーチャードホール。
ベリーダンス夜レッスンを休んで「カルメン」を観に来ました。
クラスの事務をやってくれたNesrien&Samia、ありがとう

幕が開きました。この舞台を見るのは10年ぶりくらいなのでしょうか?
その時と同じ、舞踊団のリハーサルシーンからドラマは始まります。
ダンサーたちが並んで、サパテアードの練習をしています。
振付家(アドリアン・ガリア)の厳しいチェックの後
それぞれの登場人物が出てきて、自己紹介代わりの踊り。
闘牛士エスカミーリョ、原作には出てこないカルメンの夫、
そしてドン・ホセ・・・・ここまではほとんど音のない中で行われ、
カルメンの登場とともにビゼーの「アラゴネーズ」が流れ、
「カルメン」のフラメンコ劇が始まります。

音楽はビゼーの「カルメン」からの抜粋と、フラメンコが絶妙に絡み合い
作られています。また、ガデスらしく「沈黙」の時間も効果的。
・・いいえ。沈黙の中にもフラメンコの「コンパス」は流れているのでしょう。

有名なタバコ工場のシーン。女工たちの群舞による圧倒的なタンゴ。
リズムがソレア・ポル・ブレリアに変わってから、ますます激しくなる女たちの争い。
その後出会う、ドン・ホセとカルメン。
そして「ハバネラ」。
椅子をいくつか並べて作った、ベッドだけが舞台の中央に置かれ
カルメンとホセが見せる濃厚な愛の踊り。
離れてはくっつき、くっついては離れ・・・

ガデスの長いパートナーであったクリスティーナ・オヨス(バルセロナ五輪開会式で踊った人)が彼のもとを離れた後で
カルメン役に抜擢された、ステラ・アラウソ。
その頃のステラは、巨人ガデスに必死に立ち向かい、
もがきながら踊っていたような記憶があります。
その後「母になってから、すごくよくなった」とガデスに評されますが
今回の野性味溢れる、でもジプシーの気高さを持ったカルメンは見事でした。
今の彼女とガデスが組んだら、何と夢のような舞台となることでしょう。
でもクリスティーナ・オヨスの土っぽさ、女性の丸み(身体だけでなく精神的にも)、さらに気品さえもあったカルメンも、忘れられません。

前回の公演から、既にガデスとガリアを比べることをしなくなっていました。
驚くほど冷静に、私はその日の舞台を見ていました。
なぜだろう・・・・・

舞台は楽しいフィエスタ。ブレリアにあわせて皆楽しそうに踊ります。
お馴染みカンタオール(歌い手)の踊り。体の中にコンパスが染み付いていて
本当に粋な踊りを踊って客席を楽しませます。
そして「闘牛ごっこ」。舞台も客席も盛り上がります。
お祭り騒ぎのところへ「カルメンの夫」が登場。
刑務所から出てきたのです。

バストン(杖)を使った、カルメンの夫とドン・ホセによる
カルメンをめぐる争いの踊り。
ガデスらしく、激しいサパテアードはそのまま登場人物のセリフのようでした。
アドリアン・ガリアの踊りは先日に比べてキレがないような気も。

エスカミーリョの登場に、心を奪われるカルメン。そして悲劇を迎えます。
自分に戻らないカルメンをナイフで刺し、呆然とするドン・ホセ。
それまで冷静に見ていた私ですが、このシーンにハッとしました。
アントニオ・ガデスのこの最後のポーズをよく覚えていたからです。
カルメンを殺した事へのとまどい、後悔、悲しみ。
叫びださんほどの感情を、見事に表現していたガデスのラストシーン。
その日のラストシーンは、私には少し違って見えていました。

「ひ弱なドン・ホセが、ジプシー女カルメンに翻弄される」ストーリーならば
この日のパフォーマンスは大成功といえるでしょう。
しかし、ガデス版「カルメン」のドン・ホセ役には
「振付家アントニオ」の姿も同時に要求されます。
舞踊団を統率する鋭い眼差し、威圧感、そして孤独。
カルメンに翻弄される弱い面を見せつつも、その背後にはいつも
「孤高の振付家」の影を見せていたガデス。
そんな振付家=ドン・ホセであってこそ、「アントニオ・ガデス版カルメン」なのだ、と
私は感じました。
それは、本当にもう観ることができないのかもしれませんね。

そして、公演はアンコールへと続くのでした。
ガデスレポートももう少し続くのでした(笑)。

事前にヤンヤヤンヤ言っていたわりには
当日はプログラム含めて、公演グッズをあれこれ入手。
チケット安く買ったからね・・・・って、完全に足が出ている。

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左上に見えるのは「レッスンバッグ」というのですが
何のレッスンを想定して作られたのかしら?
フラメンコのレッスンでは、到底荷物は入りきらないし。
ピアノのおけいこには十分そうですけど。
でもベリーダンスのレッスンには丁度よさそうなので購入。

これらのプログラムや、グッズを買った方はサイン会に参加できますって。
サイン会アントニオ・ガデス本人なら絶対ありえない・・・
と思いつつも、サイン会の列に並ぶのでした。

サイン会が始まると・・・あれれ?ステラ・アラウソとアドリアン・ガリアだけでなく、
もう一人一緒に並んでいる。
アイツは誰だ?(笑)
事前にサインしてもらう場所を用意しておくように指示されているのですが
どうも、並んでいる方々みんなが「アイツは誰だ?」状態で
プログラムのあちら、こちらをペラペラしている様子が
後ろから見ていると楽しい。
私も同じようなことをやっているんですけどね。

ナゾのアイツ」は、どうやら「血の婚礼」で花婿役を踊った人らしい。
勇気ある人が、「あなたが出ているページを教えてください」みたいなことを
聞いたのです。
彼が示したのは、レオナルドと花婿の決闘シーン。
ははあナルホド、とその後ろに並ぶ人の多くが
そのページを用意するのでした。もちろん私も。

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私の番がきました。
花婿役さんから始まり、次はステラ・アラウソ。間近に見るのは初めて。
あんなにガッチリと堂々とした体型に舞台でみえるのに
「どこにでもいるスペインのお姉さん」という感じでした。
サラサラとサインすると、後ろのスタッフとペチャクチャとお喋り。
最後はアドリアン・ガリアです。
「ここ」とサインして欲しい場所を示すと、彼は私の目を見て顔をくしゃっとさせて
ニッコリ笑い、サインしてくれました。
そして私がたどたどしい英語で
「あなたの踊りは素晴らしかった。今日はありがとう」と言うと
彼はキチンと最後まで私の話を聞いてくれて、
「Thank You」と、また顔中をくしゃっとさせてニッコリ笑ってくれました。
「ああ、これは完璧にガデスと違う・・・」と思いながらも
決して「作り笑顔」ではない、彼の「心からの笑顔」に
私は完全にノックアウト!だったのでした・・・・

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こういう真摯な姿勢が、演技にも現れるのでしょうね。
何だかカレーラスと通じるものも感じました。
でも、あれだけ激しく踊った後で、こんなサイン会までやって
ひとりひとり丁寧に応対して・・・・・
お疲れにならないかしら?とちょっと心配。

これもチケット売上のためには、仕方がないことなのかしら。

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当日のミラクルなサイン会の様子は、ガデス舞踊団公演ブログにて。→こちら

「血の婚礼」と合わせて上演されるのは「フラメンコ組曲」。
アントニオ・ガデスの創作した、フラメンコの伝統的な
8つのバイレからなる作品。

■振付・照明  
アントニオ・ガデス
■ソレア・ポル・ブレリアス、タンギージョス振付
クリスティーナ・オヨス


プログラムにこの二人の名前が並んでいるのを見ると
それだけで胸がつまりそう。

1.男性舞踊手によるソレア:アントニオ・イダルゴ、アントニオ・ムレーロ
2.ソレア:ステラ・アラウソ
3.ファルーカ:アドリアン・ガリア
4.男性舞踊手によるサパテアード
5.女性舞踊手によるタンギージョ
6.タンゴ:アドリアン・ガリア、ステラ・アラウソ
7.ルンバ:全員


すべてため息が出るようなパフォーマンスでした。
どのスタイルにも感じる「アントニオ・ガデスの型」。
無駄のない動き、シンプルな振付。その中にも細かく刻まれるサパテアード。
それは「最近流行りの機関銃のようなウルサいサパテアード」ではなく
「心地よい音楽」の一部になっていました。
カンテと、ギターと一体となった「音楽」としてのサパテアード。
それを聴かせるためには、余計な振付はいらないのです。
ダンサーたちはただ、手を腰に添えてリズムを刻みつづけます。

アラウソのソレアは圧巻。最近唸るようなソレアが見られず残念に思っていましたが
久しぶりにグッとくる「ソレア」を見ることが出来ました。
うるさいサパテアードはなく、カンテをじっくり聞かせてくれる踊り。
最近のフラメンコ公演ではなかなか見られない振付です。
「フラメンコの母」といわれる「ソレア」。
そしてカンテから始まったといわれるフラメンコ。
カンテを無視したようなソレアは私はパス・・・・なのですが
アラウソの踊りはとても満足できました。

アドリアン・ガリアの「ファルーカ」。
・・・・というか、ガデスといえば「やっぱりファルーカ」。
映画「カルメン」でも「僕はファルーカで悟った」と言っていますね。
元来はスペイン北部の民謡が後にフラメンコ的に歌われて
流行したものらしい。
ガデスのバッサリとした「切れ味」のいい踊りを堪能できる振付。
もとは男性の踊りだったのですが
最近は女性も踊るようになってきている・・・・・
でも、それは私の好みではありません。
ガリアのファルーカ、切れ味バツグンでよかったです。

軍隊のようにビッタリとあった迫力あるサパテアードの群舞のあと
アラウソとガリアによる「タンゴ」。
一瞬、若返ったアントニオ・ガデスとクリスティーナ・オヨスのように見えるところが何箇所も。
タンゴ・デ・マラガかな?カンテも凄くよかった。

最後は全員で楽しいルンバ。スペイン各地のあらゆる舞踊、そしてフラメンコを研究しつづけ、
フラメンコを芸術の域にまで作り上げたというガデスだけれど
根っこはやはり民衆の踊りということ。
踊る楽しさに満ち溢れた演出、そしてアンコール。

今、フラメンコを踊っている多くの方には
ガデスの踊りは「昔のもの」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも私は今日、確信しました。
アントニオ・ガデスでなければ、フラメンコにはまることもなく
そして今も踊っていることは、決してなかったであろう事を。

満席ではなかった客席から拍手が止むことはありません。
私も第2部の「フラメンコ組曲」ですっかりガデス・ワールドに浸り
最後にはスタンディング・オベーションまでしていました。
私を含め、たくさんの人が泣いているように見えましたが
それは皆、ガデスの作品がここまでの復活を遂げたことに
満足だったのかもしれません。

私たちは今日、アントニオ・ガデスに再会したのです。
そしてこの舞踊団の公演に足を運べば、きっとまた逢える・・・、と。

アヌビスが
二人は「すり足」でゆっくりゆっくり逃げますが
これも「アントニオに乗っているんだ!」とわかる振付。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「オンザウォール」が書きました。
愛するイープラス様の「得チケ」S席は、何と1階席ド真ん中
観にくいことで評判のオーチャードホールですが
ここなら、全体が見渡せる良いお席。

アントニオ・ガデス本人の演じる「血の婚礼」は
実は映画で1度しか見たことがありません。
私が彼の舞台に通い始めた頃は、既にこの演目は上演されなかったのです。
たった1回見ただけですが、いろいろなシーンを鮮明に覚えています。

あらすじは、いたって簡単。
スペインの詩人・劇作家であるフェデリコ・ガルシア・ロルカの戯曲によるもの。
妻子あるレオナルド(ガデスがかつて演じた役・今回はアドリアン・ガリア)
と「花嫁」は愛し合っていた。婚礼の当日、花婿の母は息子の婚礼の身支度を
手伝いながら、息子が持っていたナイフは置いていくように諭す。
(ナイフはこの舞台では大事な小道具)
婚礼の宴にレオナルドが現れ、花嫁とともに逃亡。
花婿の母は、そっとナイフを息子に渡す。
追いかける花婿。
やがて花婿は二人に追いつき、レオナルドとの決闘が始まる。
ナイフを取り出す二人。
決闘の結果、二人は刺し違えて息絶える。二人の死を嘆く花嫁。


幕が開き、花婿と母親のシーンが終わると、アドリアン・ガリア登場。
かつてガデスが演じた役。自然と力が入ります。
第一印象は「ああ、小さい・・・・」
アントニオ・ガデスはもっと大きく、足も長かったような
ポスターでは感じませんでしたが、客席から見るとなるほど、
彼がガデス本人に見えなくもない。
とても印象的だったのは長い腕、そして柔らかい手首。
まるで鳥が翼を空に向かい羽ばたかせるような。
その「型」は、まさにガデスのものでした。

プログラムを読むと、アドリアン・ガリア自身も「ガデスの型」に
相当苦労したようです。
自分自身でありながらも、ガデスの「型」を継承する重み。
その重圧はいかばかりだったことでしょう。
でも彼はそれに従事してくれ、今日のパフォーマンスはその努力の結果なのです。
「盲目のガデス信者」である私でさえ、もはやガデス本人と比較する気もなくなっていました。
アドリアン・ガリアの「ガデスの芸術を残そう。後世に伝えよう」という気持ちがよく伝わってきて、
それが私の心を動かしました。

「血の婚礼」には印象的な演出がたくさんあります。
結婚式の「記念写真」のシーン。音楽は一瞬止み、全員がまるで
「写真のように」微動だにしません。
観る人々に、カメラマンはいなくても「ああ、写真をとったんだ」とわかる演出。
「花嫁」とレオナルドが逃げるシーン。二人は「すり足」でゆっくりゆっくり逃げますが
これも「馬に乗っているんだ!」とわかる振付。
極めつけは「決闘」のシーン。全く音のない中で、スローモーションで
闘う様子が描かれます。それは「チャンバラシーン」のようにスピーディーに
描かれるよりも、緊張感を客席に与えます。
そのシーンで、レオナルドがナイフを抜いて、その手を高く上げるポーズ。
これです!これこそが「ガテスの型」。

救いようのない悲劇的結末に、客席はあっけにとられます。
振付も、演出も、照明も、無駄なものを殺ぎ落とし
シンプルに仕立てられているからこそ、際立つ悲劇。
ガデスが10年かけて作り上げた作品が、本当に蘇ったことを感じました。

ただひとつ、拍手が早すぎるのが困った点です。
余韻というのを楽しみたいのですよね・・・・・

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行こうかやめようか考えていた「血の婚礼/フラメンコ組曲」
そういう時には、もれなく聖人カードを切ってみます
(完全な他力本願・・・こんなことにオラクルカードを使っていいのだろうか?)
そして出たカードは「Miracle/Christ」。
今月のカードも同じ「Miracle」。

確かに、アントニオ・ガデス関連には昔から奇跡的なメッセージがやってくる。
ウダウダしている間に愛する「イープラス」様がガデス舞踊団の
「得チケ」を出してくれた!
これにつられて、すぐにS席を格安でゲットできました。
オ?、グラシアス・イープラス

そして今日を迎えました。
しかし・・会社からオーチャードホールまで向かう間、自分の感情を
コントロールできなくなりそうでした。
「もしも公演中に冷静さを失ったらどうしよう。ショックで泣きわめいてしまったらどうしよう・・・・」
アントニオ・ガデスのいない、彼の作品を見ることは本当に怖かったのです。
そんなことを考えていると、自然に涙が出そうになります。

そんな私の心情を察知したのか?ちょうど友人・ほみさんからメールが。
彼女とは後日「カルメン」をご一緒するので、その待ち合わせの確認でした。
メールを読んで、勇気をもらった気持ちで少しホッとする私でした。

ホールに着いてみると、今日の客層は年齢層がお高め。
かつての舞台「血の婚礼」を観た方々なのでしよう。
こういったフラメンコ公演は、最近いつも「フラメンコやってます」な
人たちで満席。
しかし今日はそういう人たちも少ないようです。
マイナーな演目だからかな。。。
そしてスペイン人と思われる方々も多数。
客席の埋まり具合は8?9割といったところでしょうか。

あれだけ恐れていたのに、ガッカリするところは
今日の公演はどこにもなかったのです。
ガデスの不在を感じるのとは反対に、
舞台のあちこちに、そこにもここにも
あのダンサーの中にもこのダンサーの中にも
アントニオ・ガデスを感じることが出来たのです。
幸せでした。
私はまた、ガデスに再会することが出来たのです。
嬉しくて嬉しくて、何度も泣きました。。。。

踊りを志すみなさん。どんなジャンルの方でもかまいません。
まだガデスの作品を見ていない皆さんへ。
是非、この舞台を見てください!
チケットはまだ若干残っています。
アントニオ・ガデスのスピリットを感じてください。


私たちが彼の遺産を残さなければ。
生前の彼を知っている私たちが
そして新生ガデス舞踊団の舞台を見た私たちが
それを多くの方たちに伝えなければ。
彼の作品を残すべく、立ち上がった人々と同じように。

各演目については、明日以降続いてレポします。

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3月3日の雛祭り。
ダンスユニット「Banate Al Nile」のNesrienと私Hadielは
ダンサー康蘭さんにお誘いいただき
桜木町の居酒屋で、踊らせていただくことになりました
もうひとりのメンバーSamiaは北京に出張&営業中?
きっと万里の長城のてっぺんで
「Habibi?♪」と叫んでいるに違いない。

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お雛飾りもかわいらしいです。

開店前に少し練習させていただいたのですが
たくさんのお酒の銘柄に目移りしてしまい
(うわっ八海山だ、とか神亀って?とか・・・・)
リハーサルに身の入らない私でありました。

やちゃさん、見てますかー?
「久米島の久米仙」もあったよ

店主さんの人懐こく温かいお人柄もあってか
当日は既に予約で満員御礼・・・・・
それでも予約の電話はジャンジャン入ってきて
急遽席を増やしたり、大繁盛のお店なのです。

ショーは19時から。
まずはお店の恒例?店主さんの得意技・けん玉ショーで盛り上がります。
康蘭さんのオープニングに続いて、私たちのデュオによるダンス。
そしてNesrienのアサヤソロ、私のジプシーソロと1曲ずつ踊りました。
その後、康蘭さんのソロダンスへと繋がります。

お客さまは皆さん温かく観て下さり、心地よく踊らせていただきました。
ただし「居酒屋」という場所柄、いろいろな音が飛び交っていて
音楽があまり聞こえなかったかな・・・という反省点も。
こういうことを経験させていただけて、次につながるのですね。
本当に、感謝です。

また、場所によって踊りや振付を変えていく必要を感じました。
ヒップスカーフのジャラジャラがお客様の椅子にひっかかったりとか
いろいろハプニングはあるものです。

私たちのショーが終わり、その日お客様としてみえていた
「津軽三味線の会」の方々4名が
急遽ナマで演奏してくださることになりました。
なんという迫力!!
まるで情熱のまま掻き鳴らされるフラメンコギターに似たものも感じます。
ああ、これに合わせてサパテアード踏みたいなあ。。。。
もちろん、そんな技術はまだまだ持ち合わせていない私でありますが。

このお店は、いろんな分野のアーティストさんが集ってくる
パワースポットのようなところ。
22時を過ぎても、まだまだお客様はドンドンやってきて
満席状態だったのでした。

そして今日。
新たな曲を求めてタ○ーレコードへ。
1枚だけCDを購入して家でさっそく聴いてみると・・・
妄想ダンスが山のように(爆)。
その中の1曲は涙が出るほど感動してしまったので
何とか形にして、どこかでお披露目できたらいいな。


いやいや、お披露目なんかしなくたっていい。
誰も見ていなくても、音楽に浸って家の中で踊っているだけで
私はとっても幸せ。

・・・・もれなく家事ははかどりませんが(笑)。



文学館を出たのが17時。
この日の日没予定時刻は18時。

遠藤周作文学館に隣接している「道の駅夕陽が丘そとめ」は
その名の通り、長崎屈指の夕陽のきれいに見える場所として有名。

日没までの間は「道の駅」にある物産品を物色。
「ド・ロ様そうめん」と「ド・ロ様パスタ」「ド・ロ様うどん」を
買い込みました。
すっかり「ド・ロ様」に魅せられてしまった私たち。
長崎グルメでは、これが一番美味しかったのです。


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外海の空に、祝福のシャワーを降らせていた太陽が沈みます。
長い一日だった今日のカードは「Love」。
いろいろな所で「LOVE」を感じることの出来た一日。

長崎は、愛とホスピタリティーに溢れた場所でした。
私にとって、今回の旅の最大の目的地である
遠藤周作文学館に、とうとうやってきました!!

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午後3時をまわっていましたが、ランチがまだたったので
(外海に来る前に立ち寄って食べた焼き牡蠣はおやつです)
文学館の中の喫茶店で「ド・ロ様そうめん」を食べることに。

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冬期は温かい麺で出てきます。細めのうどんという感じでしたが
これがまた・・・・美味い!美味すぎる!!
薬味にはネギと生姜。生姜がきいています。
とてもモチモチした食感。こんな麺は始めてかも。

喫茶店からの眺めはもう最高!ひたすら海が続いていて
前回も書いたように、太陽の光がキラキラ反射しています。
鳥達が悠々と空を舞い、時がゆっくり流れていくのを感じます。
喫茶店に流れるオカリナの音楽と、目の前の風景に
とても癒されていきます。

「いいところですねえ」と店員さんに聞くと
「ええ。でも何もないんですけどね。」と店員さんが答えます。
何もないという、最高の贅沢。
かつてタクラマカン砂漠で感じたことと同じです。
狐狸庵先生、いいところに造ってもらいましたね。。。
自らの病気体験から、「心あたたかな医療キャンペーン」をしていた
遠藤周作さんの、人々へのあたたかい思いに溢れた
とっておきの場所のように思いました。

さて、文学館へ入ります。
入口では狐狸庵先生がお出迎え。

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文学館の中は、作家がかつて使っていた机や
愛用の眼鏡、そして作品の数々が並べられていました。
面白かったのは、「囲碁ルーム」(?)があったこと。
囲碁好きだった遠藤周作さんのエピソードを紹介して
「どうぞご自由に囲碁をどうぞ」なんて書いてあります。
こんなところにも、狐狸庵先生っぽいイタズラ心を感じられて嬉しくなりました。
文学館は、もちろん亡くなってから造られたものですが・・・


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文学館内には、美しいステンドグラスがあり、
その下にある小さな窓から、海をゆっくりと
小さな船がいく様子が見えて、そんな眺めも楽しめます。

閉館のチャイムが鳴ったので、私たちは出口へ向かいましたが
自動ドアが・・・・・開きません!
私の体重が軽いのかしら(えっ??)と思い、何人かで出口で
ピョンピョン飛んでみましたが・・・・開きません。。
で・・・出られない。。

騒ぎに気づいた文学館の係の方が、あわててやってきて
「手動で」ドアをあけてくださいました。
もしかして・・・先生の仕業ではないよね?
そう思って私が入り口の遠藤周作さんの写真を振り返ると
「ウッシッシ」と、狐狸庵先生が笑った気がしました。
私は思わず手を振りました。「先生、また来ますよ。」



「沈黙の碑」を見て、気持ちが盛り上がってきたところで
「遠藤周作文学館」へ行きたいところですが・・・・
グッと我慢して、先に黒崎教会を見に行きました。

「遠藤周作文学館」は夕日が美しく見えることでも有名。
日没まで、まだまだ時間があるのでした。

黒崎も「沈黙」ではキリシタン迫害の地として登場します。

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かわいいかわいい教会ですね
レンガの建物は、ド・ロ神父の計画によって施工されたものです。


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マリア様もかわいいのです。
お人形のようですね。
私を含め、たくさんの人たちが携帯電話で写真を撮りまくっています。

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今回の旅は、たくさんの教会を見て歩きましたが
私は黒崎教会が一番のお気に入りでした。
中に入ると大浦天主堂を小さくしたような印象を受けますが
信徒総出で造られたとあって、手造りのぬくもりを感じるのですよね。
いつもは教会の中を一回りして外に出るのですが
黒崎教会では少し聖堂の前に座り
その空間の心地よさに浸っていました。

たくさんのカメラマンがいたことにも驚きました。
皆さん三脚をつけたカメラで、教会内部を激写しています。
「今日は撮影会かしら?」と思うほど。

信徒たちの歴史をあたたかく見守ってきた黒崎教会を後にして
いよいよ、遠藤周作文学館に向かいます。

ド・ロ神父に別れを告げて、近くにあるはずの
「『沈黙』の碑」を探しに行きます。
海の近くにあるのでは、と思い歩いていくと・・・・

ありました。
しかも、とても分かりやすいところだったのです。。。
やはり足元が見えていませんね。

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「沈黙」に登場する司祭ガルペの殉教の地をイメージさせることから
碑がこの地に建てられたそうです。
候補地は他にも何箇所かあったようですが
遠藤周作さんは「ここは神様が僕のためにとっておいてくれた場所」
と言うほどお気に入りだったようです。

外海(そとめ)は空と海が繋がってしまいそうな所。
太陽の光が海に反射してあたり一帯が、そして
自分の周りがキラキラした光に包まれているように見えます。
思わず「天国(ハライソ)・・・・」と言ってしまいそうな・・・
空も太陽も、手に届きそうに近い。


人間が こんなに哀しいのに 主よ
海があまりに碧いのです


沈黙する海。
沈黙する神。

遠藤周作さんが、どんな気持ちでこの碑を書いたのか
本当に理解するには
私はまだまだ修行が足りないようです。

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きのうオンザウォールが、ご存知とか受付する?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「オンザウォール」が書きました。
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