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私のフラメンコの先生は植物を育てるのが大好き。
あまりにも育てすぎて、黒区某所にある先生のスタジオに入るときは
まるでジャングルの中を歩くように、木々の間を分け入って行かねばなりません。

先日先生の育てたオリヅルランが子苗をつけて、それを貰っていった生徒さんがいたので
「先生、次に子供が出来たら私にください(何年あとでもいいです)」
と言ったら

翌週、さっそくできたらしい。(早っ・・・・)

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わたしの想像した子苗と違い、この一本くた?っとなったのを持ち帰りました。
「あたたかい室内に置いてね。水は渇き気味で。あ、日光にはいきなり当てないで
一週間くらいは様子みながら徐々にならすように」

注文の多いお嬢様だ。

鉢に植え替えながら、何という名前にしようか考えていました。
まっさきに思い浮かんだのは
「○○サ」← 師匠の名前。
そりゃマズいよ。レッスンでいじめられたときに
くそぉ?、○○サ、このヤロウっ!!」と言ってムシらないとも限らない。

次に考えたのは「ホセ」。
だめだ・・・・・もし枯れてしまったら立ち直れない。

じゃあ彼に関わる女性の名前、例えば愛妻ユタさん、愛娘フリアさん、
オペラのヒロイン、例えばミミやムゼッタ、ヴィオレッタ、
トゥーランドット、リュー、アイーダ・・・と挙げてみても、どれもピンとこない。

そうだ、ルチアーノはどう?

数年前の来日時、カレーラスが白血病の女の子をお見舞いした映像をテレビで見ました。
その時クマのぬいぐるみをプレゼントしていましたが
このクマの名前はルチアーノだよ」と言っていたのを思い出したのです。

「ルチアーノ、大きくなったね」
「ルチアーノ、また太ったの?」
「ルチアーノ、また子供(子苗)つくって!」
などなどなど、想像しただけでニヤけてしまいます。

と、いうことでルチアーノに決定!・・・・・・かな?
お嬢様のつもりでしたが、お坊ちゃまになってしまいました。

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初台の東京オペラシティにやってきました。
恒例のクリスマスイルミネーションが綺麗です。

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ツリーの足元には・・・・・
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ぼやけてはっきりわかりませんが、ツリーの足元には機械が。
何やらボタンを押すと音楽が鳴るようです。

ここのクリスマスツリーは「占いツリー」で
「一人用」「二人用」とあり、星座ボタンを押すとそれぞれ占いの結果が
イルミネーションと音楽で発表される、というもの。
お二人様ならふたりの相性などが占えるようですが、
私はその時「おひとりさま」だったので、一人用をやってみました。

『魚座』ボタンを押すと・・・・
テーマ:日記
ジャンル:日記
用事があって実家に帰ってきました。
地元の農家が集まって、その日の収穫物を販売する所があるので
母と一緒に買出しに行ってみました。
朝10時開店ですが、開店前から行列しているそうです。
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立派な葉のついた大根&カブ、八つ頭に赤カブ、ヘンなキノコにカリフラワーetc・・・・・

家に帰ってきて、この野菜との格闘が始まります。
栄養たっぷりの大根&カブの葉はすぐにダメになるので
さっと湯通ししてカブと大根の葉の半分は天日干しにして乾燥保存することに。
味噌汁やチャーハンに入れよう。ふっふっふ。
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大根の葉の半分は冷凍保存にしました。

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私の大好物八つ頭?♪
ゴソッと大ぶりで砂糖とみりんだけで煮るのがウチ流。
イモ本来の味を失いたくないのでできるだけ薄味で。
結構イケてると思いますが、亭主の反応は今ひとつ。
この「素材の味」がわからないなんて、「粋」を語るのはまだまだだ。


余り野菜で我が家の朝食の定番である野菜スープを作ります。
今日の特別ゲストはこのお方。
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「たもぎ茸」
母の超オススメ商品。歯ごたえがあってスープに入れるといいだしが出るみたい。
免疫力活性のベータグルカンの含有量が多く、それはアガリクスの3倍とか。
お味は明日の朝食べてみてのお楽しみ。

ゆずは今年豊作なのか?安く売っていました。5個で100円。
カブとカブの葉ときゅうりでゆず風味の一夜漬けにします。
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まぜまぜしたら、あとはこの方にオマカセ。
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漬けている間はホセ・カレーラスの歌を聞かせて熟成?させます。
きっとまろやかなお味になること間違いない。

亭主の実家では一夜漬けをつくるのはお義父さんの仕事。
うちの亭主もはやくそれを見習って欲しいなあ。

大根は乾燥しじみと煮物にし、今日の作業は終了。
あしたは赤カブを塩に漬けて、あさって甘酢につけます。
赤くできるかしら。楽しみです。

あらら・・・・・・・・農家の嫁さん日記みたいになっちゃった
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ノルウェーの歌姫・シセルのクリスマスアルバム「Northern Lights」に
ホセ・カレーラスがスペシャルゲストとして1曲デュエットしています。

歌っているのは「Quando Sento Che Mi Ami」。
カレーラスのCD「Around the world」の中の一曲で
原題は「When You Tell Me That You Love Me」、ダイアナ・ロスが歌った
「恋のプレリュード」です。

このCD、う?ん・・・・せっかくデュエットなのにほとんど一緒に歌うところがなく
しかもカレーラスがイタリア語、シセルが英語で歌うというバラバラな演奏。
せめて歌詞の一番はイタリア語、二番は英語という風に統一したほうがいいような気がしますね。
最後にやっと2人で♪Quando Sento??♪とハモってくれました。
2人のファンとしてはもっと絡んでほしかったなあ。

で、こちらのDVDも出ていますが、Youtubeで2人が歌う映像が見られます。
映像はこちらからどうぞ。
CDと少し違います!多少ふたりが絡んで歌っています。
これくらい歌ってくれたらいいかな・・・・・。
シセルが歌う他の歌は、ほとんど聞いたことがなく、
恐らく北欧独特の歌なのか、シセルのオリジナルなのが不明ですが
どの曲も美しい歌で、私は結構楽しんで聴いています。
DVDの方が、雰囲気が出ていてよさそうですね。

先日の「カレーラス断ち」の間、何を聞いていたかというと・・・

先月私がピアニストの譜めくりのお手伝いをした時に
演奏された曲の中に、オペラ「ポーギーとベス」からの抜粋がありました。
「ポーギーとベス」といえば「サマータイム」しか知らなかったのですが
その素晴らしい歌の数々に驚いたのでした。

カレーラス週間終了後、図書館で借りてみました。
ネットでの評判がよかったので、これに。
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」全曲@マゼール/クリーヴランドo. & cho. ヘンドリックス(S)他 ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」全曲@マゼール/クリーヴランドo. & cho. ヘンドリックス(S)他
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ユニバーサル ミュージック株式会社
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「ポーギーとベス」あらすじはこちらを参照。

 マケンリー・ボートライト(クラウン/Br)
 フローレンス・クィヴァー(セリーナ/S)
 バーバラ・ヘンドリックス(クララ/S)
 バーバラ・コンラッド(マリア/A)
 ウィラード・ホワイト(ポーギー/Br)
 レオーナ・ミッチェル(ベス/S)
 アーサー・トンプソン(ジェイク/Br)
 フランソワ・クレモン(スポーティング・ライフ/T)
 クリーヴランド管弦楽団&合唱団
 指揮:ロリン・マゼール
 録音:1975年8月、メソニック・オーディトリアム、クリーヴランド


多くのファンがそうであるように、カレーラス週間が終わっても
私はまだ現実になじめていません。
仕事をしてもダンスをしても、抜け殻さ・・・・

そんなことじゃいけないっ!

気合をいれるべく、「カレーラス断ち」をしてみたら風邪をひきました

やっぱり、体に良くないことはしない方がいいようです・・・・
大丈夫、すっかりよくなったので週末は上野の水上音楽堂で催された
ROCK BAKA OYAJI LIVE」に行ってきました。

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友人・ちーやんさんがバンドのヴォーカリストとして出演するのです。
おっと・・・・ちーやんさんは「OYAJI」ではありません!美しい女性です。
彼女と私はカルチャースクールの「フラメンコ同期」で、
今は歌とダンスで別々の活動をしながらも月に一回の「茶道仲間」でもあります。
ちーやんさんの生き方はまことにポジティブで情熱的、
そしてなによりもあたたかいハートの持ち主で
私も数多い彼女のファンの一人なのです。

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左がちーやんさん、右は本日のスペシャルゲスト妹さん。
うらやましい音楽シスターズです。
うっ、私と同い年なのにナマ足、うらやましい・・・・・
小柄な彼女ですが歌声はとてもパンチが効いていて
どこまでも伸びていきそうな豊かな声。
そしてただシャウトするのではなく、きちんと歌の世界があり言葉が伝わります。
何度も言いますが私と同い年なのに、倍くらい生きているような深さを歌に感じます。
この日はカルメン・マキの歌を中心に5曲演奏しましたが
ちーやんさんの生き方と同じくまっすぐで曇りがなく
歌への情熱を感じさせる歌声に、心をグッと鷲掴みにされました。
カッコイイ!!
ロックもいいけど、きっとシブ?いブルースなんかも似合いそう。

ヴォーカルとドラム以外はメンバーは男性。
「オヤジバンド」だよと聞いていましたが、皆さん全然オヤジっぽくない。
(私は一体どんなオヤジを想像していたのだろう・・・・・)
メンバー自己紹介でも「あ・・・○○です・・・」とシャイなご様子。
私はロックの人は皆「ノッてるかぁぁい?アイラビュ?イェェェェェェイ!」
みたいだと思っていたので、ちょっと意外でした。
普段はスーツ着て、会社行って部下をコキ使って・・・・みたいな方もいるのかしら。

日常の自分とは違う自分を生きる時間を持てるってステキです。
きっとそっちの方が、本当の自分の姿。
どこに行ってもカレーラスの声と水の音に誘われる妄想の旅。
しかしそれがピタリと止まる、静寂に包まれた場所にやってきました。
それは永平寺。

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凛とした空気が張り詰め、気持ちが引き締まります。

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紅葉も美しい。

寺院の中ではたくさんの僧たちが修行中。
観光者たちも、修行の邪魔にならないようにしなくては・・・・
歩くことさえも、ここでは修行のひとつ。

室内なのに、チョロチョロと聞こえる水の音。

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「白山水」白山連峰に連なる湧き水。
毎日道元禅師にお供えしている霊水だそうです。
その水の響きはとても神秘的です。

永平寺の中央あたりに位置する仏殿の前を通る時には
どんなに遠くても、必ず一礼する僧達の姿が印象的でした。

少し離れた寂光苑を散策。歴代住職のお墓などがあります。
激しい滝の音。
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玲瓏の滝というらしい。マイナスイオンを浴びながら(?)
しばしその激しい音に耳を傾けます。

あまりに永平寺の居心地がよかったので長居してしまい、
その後予定していた東尋坊に行くのは取りやめ
小松空港に近い、歌舞伎の「勧進帳」の舞台である安宅関に寄りました。

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「勧進帳」の弁慶。
ここには神社もあり、弁慶・義経の「難関突破」にあやかって
多くの受験生が訪れるようです。

目の前には・・・・・・・海だあっ!
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旅の最後に耳にした水の音は、カレーラスが以前インタビューで
「一番好きな音は?」の質問に答えていた「波の音」。
そしてその波の音に重なって聞こえてきたカレーラスの歌声は
初日のリサイタルで心を打たれた「パッショーネ」でした。

思い切り非日常を楽しんだ二泊三日の旅。
地方遠征は楽しい・・・・・・やみつきになりそうです

カレーラスの歌声が耳にまだ残る翌日。
金沢といえば兼六園!もしかしてカレーラスがいらっしゃるかも?と淡い期待を抱きつつ・・・・・

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やってきました。雪吊りが始まっています。
カレーラスは・・・・・・・・もちろんいらっしゃいません(泣)。
この美しい庭園を見ていただきたかったなあ。

兼六園はいたるところに「水の風景」があります。
池だったり、小川だったり、滝になったり・・・・・・

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水のあるところに必ず「水の音」がするのですが
何故でしょう、この水の音にいつもカレーラスの歌が重なって聞こえてきます。

私も本当にイカれてきたようです。。。。

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お茶室でお抹茶をいただいた後、ぼんやりと庭園を眺めていました。
そばをサラサラと流れる水の音がします。
その音に重なって聞こえてきたのは・・・・・「ヴィエルノ」。
悲しげなメロディーとカレーラスの未練たっぷりな歌が甦ったところに
枯葉が一枚ポロリ・・・・・
そんな様子に思わず涙。何と感傷的な、しかし夢のような情景。
水の音と脳内カレーラスの歌声に私は泣き、そして深く癒されました。


自然は何と美しいのでしょう。
まだ青々とした木もあれば、紅葉色づきはじめたものもありましたが
それぞれが、その時の「精一杯」を生きています。
何と美しい姿でしょう。
木々の姿と、カレーラスがその時その時全力投球で歌う姿を重ねていました。
「今年の紅葉はイマイチだね」というのは人間の傲慢かもしれません。

やっぱり今日の私はイカれています・・・・・

兼六園を離れ、私たちは山中温泉へ向かいました。
本当は永平寺直行の予定でしたが、金沢市内があまりに面白く
時間に余裕がなくなったので翌日にし、宿に向かうことにしたのです。

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山中温泉にも川が流れ、水の音が。
ここで聞こえてきたカレーラスの歌は「ヴリア(望郷)」。
激しい川の流れが、あのドラマティックな前奏を思い起こさせます。

ああ、やっぱり私はイカれている。

でもいいの。イカれてしまわなければ、手に出来ないものもある。感じられないものもある。
今回のカレーラスツアーでわかったことのひとつです。
オンザウォールが占ってあげるね。

今日は「カレーラス運好調かも」だよ。
カレーラスでご一行様が通り過ぎるのを見送りますでしょう
明日はソウルでコンサートですね・・・・・・・
 
カレーラス様はもう日本をお立ちになったのでしょうね・・・・・

さて、10月28日のリサイタルの日サントリーホールのロビーで
カレーラスの頼れるご長男・アルベルトさんを2度お見かけしました。

最初は開演前、数名の外国人のお客様をエスコートされていました。
お顔はそれはそれはホセパパにそっくり
誰だって「息子さん!」とわかるくらいにソックリです。
でもその時はあまりアルベルトさんに気がつく人はいなくて
私ひとり立ち尽くし、口ポカン状態でご一行様が通り過ぎるのを見送りました。
とても控えめでありながら、エレガントな振る舞いはさすがパパ譲りです。

二度目は終演後のロビーにて。
たぶん楽屋に向かうと思われるアルベルトさんに遭遇。
その時は数人のファンの方が彼に何やら話しかけていたので
私も一緒になって「素晴らしかったです!」と言うと
アルベルトさんはこれまたパパ譲りのステキな笑顔
「Thank you!」と応えてくれました。
こんな頼りになる息子さんのサポートがあってこそ
異国の地でカレーラスも安心してステージに集中できるのでしょうね。

本当に素晴らしかった金沢でのカレーラスのコンサートが終わった夜
私は「石川県立音楽堂&オーケントラ・アンサンブル金沢情報誌“カデンツァ”」を読んでいました。

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フロリアン・リイムさんというOEK(オーケストラ・アンサンブル金沢)の
ヴァイス・ゼネラル・マネージャーによるカレーラス紹介が掲載されていたのです。

「どれを歌っても感情爆発の最後の一線で踏みとどまり、確かな理性をきかせてくれる」
その通り!
ものすごく情感にあふれているけれど、決して感情に飲み込まれず
うまくコントロールされているのがカレーラスの歌の醍醐味。
このバランス、絶妙。

本文はカレーラスの歌と出合った少年時代のエピソードから
三大テノールの話、そして白血病を克服した話へと続きます。

そこに気になるカレーラスの言葉がありました。
「私は幸運です。病と薬は耳と声帯に全くダメージを与えなかったからです。
・・・(略)一部耳が聞こえにくく、声も枯れていますが・・・・。
完全に回復したことに感謝しています。」


耳がきこえにくく、声も枯れている?

それは病気回復直後からなのか、最近のことなのか
闘病による影響なのか、加齢によるものなのかは
本文でははっきりと読み取れないのですが
あれだけの歌唱をきかせるカレーラスが、多少なりとも自分の身体で
歌う上での不具合を感じていたとは知りませんでした。

この一言は私にとってはかなりショックなことでした。

それをカバーするためにどんな努力をし、どんな工夫をしてきたのでしょう。
言葉にならない思いで胸がつまるようでした。

最後にカレーラスはこう締めくくっています。
「私にとってもっとも重要なことは、残りの人生があることなのです」

同じような言葉は今までに何度か聞いてきましたが
彼の歌を聴いたその夜、この時ほど重く重くこの言葉が響いた日はありません。
お隣りの席のご婦人は大阪からいらっしゃった方。
東京公演二つ、金沢そして最後の大阪公演とパーフェクトなおっかけぶり。
ご婦人「大阪はいらっしゃらないの?」
私「はい・・・・・・今日が最後です。」

この大阪のご婦人といい、昼間の寿司屋の大阪のオバチャンといい、
この方たちは神の使いなのだろうか、悪魔の使いなのだろうか。
私の耳元で囁く声がする・・・・「大阪、おおさか、オオサカ行かないの?・・・・

今日はよく彼の表情が見えるのですが、会場の隅々に目を配っているのがわかりました。
その眼差しの何とあたたかかったことでしょう。

第二部
プッチーニはオペラのほうが有名ですが、カレーラスは昔からよく彼の歌曲を
歌っていました。とくに「大地と海」はドラマティックでいい曲です。
60歳を過ぎた今も、昔と変わらない歌唱を聞かせます。
声は衰えているのでしょうが、内面の充実やまたはある種のテクニックが向上しているからでしょう。
進化しつづけるカレーラス。

ドミンゴも賞賛する「カレーラスのフレージングの美しさ」。
本当に、彼の歌を聞いていて心地よく感じるのはこの点にもあると思います。
ステージ上の彼と息を合わせて一緒にくちパクで歌うと
とても身体の中がスッキリする感じ(笑)。
CDでもできるので、是非皆さまお試しください健康になりそうです(爆)。
フレージングの悪い歌手の歌を聞いていると、こちらまで窒息しそうになります。
ナポリのセレナード」は彼のそんな美しいフレージングを十分感じることができました。

前半飛ばしすぎ(?)を感じたのか、第二部は抑えていつものカレーラスに戻りました。
それでも「つばめ」は美しいメロディーが際立つように歌い
君への愛ゆえに」の最後♪ルゼールルゼール♪と繰り返すところは
最初豊かな声でのフォルテシモ、息継ぎなしで次はピアニシモと
先程の美しいフレージング、ダイナミックの効いた表現に心を動かされました。
一本針金が通っているような、ブレないテクニック。
ため息が洩れてしまいます。

遥かなる我が故郷」は今のカレーラスの声にぴったり。
聞けば聞くほど味が出てきます。哀愁と情熱のあるメロディーもいいです。
禁じられた音楽」は、ラストの声が切れる前に、また拍手が起こり始めました。
私も座ったまま、ブラボー!と叫んでいました。
今日もとにかくブラボーの多いコンサートでしたね。

アンコール
?僕に寄り添う影
?パッショーネ
?夢見るフィレンツェ
?ヴィエルノ(冬)
?ヴリア(望郷)


今回はほぼどの公演もアンコールは同じでした。
2曲目のアンコール「パッショーネ」の前奏をピアニストが弾き始めると
カレーラスはエレガントに微笑みながらピアニストに「止めてください」というポーズをしました。
そして「この曲をルチアーノ・パヴァロッティに捧げます」と会場に向かって言うと
ため息のような声とともに、大きな拍手が起きました。
前にも書きましたが彼の声も表情も悲しみに満ちて
全神経を集中させて身体で歌っているかのようでした。
私は客席で、もうハンカチで顔を覆わずにいられなくなり
身体をヒクヒクとさせて聞いていました。
近くの席の人はみな彼の歌う様子に目頭を抑えたり
ハンカチで目をぬぐったりしていて
カレーラスと会場が一体になったような感覚がありました。
歌い終わると、周りの人たちと一緒に私も立ち上がり拍手を送りましたが
気がつくと、本当に多くの人が立ち上がっていました。
カレーラスへの思いと、天国のパヴァロッティにありがとうという気持ちにあふれた
悲しいけれどあたたかい、そんな空間でした。

ヴィエルノ(冬)」はとうとう3回目。
注目の一番のラスト、「君は遠くにいて僕のことなんか考えもしない」のところは
東京リサイタルでは吐き捨てるように、東京ベルエポックでは声を十分に響かせて歌いましたが
今日は眉をひそめて、未練がましく懇願するように歌いました。
ああ、これは母性本能くすぐられまくりです!
私は今日のこの歌い方が一番グっときて、泣きそうになりました。

歌い終えると、彼はバイオリンの人とピアニストと握手をします。
「ええ??、終わり!?」
たくさんのお花とともにカレーラスはステージを去ってしまいますが
前2回のコンサート同様、会場は総立ちでカレーラスの再登場を待ちます。
そして再び「チーム・カレーラス」が現われて
ヴリア(望郷)」を楽団が演奏し始めると、会場は割れんばかりの拍手。
「ヴリア」の前奏はCD収録のものより、コンサート版の方が情熱的で
カレーラスに合いますね?。
最後の最後まで、「会場の一人一人のために歌う」という姿勢を崩さず
コンサートを終えました。

今日は何回ブラボーを叫んだかわかりませんが、(とにかく叫んだ!)
私にとっては今年最後のカレーラス。
鳴り止まない拍手に促されて、最後にひとりで出てきたカレーラスに
「ありがとう??!」と叫びました。
また来年の秋、お待ちしています。

お隣りの大阪のご婦人に「またお会いしましょう」と挨拶をいただいたので
「大阪も楽しんでくださいね」と言いました。
私も東京公演のあと「金沢も楽しんできてね」と言われ
そして今度は私がそれを誰かに伝えていく、まるでそれは
幸せのリレー」のように思えました。
今日のこの幸せを、また感じてね・・・・という気持ちになるのです。
そしてその「幸せのリレー」は、来年の秋にまで繋がっていくのですね。

さいごにもひとつプチハプニング・・・・
石川県立音楽堂は駅のスグ近く。
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「ホセ・カレーラス公演」の文字の下には「100年に一度の好機!」と書いてあります。
そして上には
三大テノールから孤高のテノールへ」の文字が。
複雑な心境です。

会場で似たようなストールを纏っている方々を見ますが
これはファンクラブの今年の新作?カシミヤストールで
購入するとファンクラブの中のカレーラス白血病基金に寄付となります。
色はベージュ、ピンク、ブルー、グリーンでもちろんファンクラブ以外の方の購入も可能。
私は公演初日にピンクを買って、今回の旅行にも持参しました。軽くていいのです。
そしてなんといってもカレーラスのサイン入りですよ?。

第一部
東京ベル・エポックはとても遠い遠い席で、それだけに全体のバランスを聞くには良かったですが
今回は舞台にとても近かったので、もう目も耳もカレーラスだけにしかいきませんでした。
気になったのは、ピアニストのパヴァーイさんの顔色が悪かったように見えたこと。
風邪気味だったのかしら?
カレーラス様はもちろんお元気なご様子。旅の疲れを感じさせません。

曲目は東京と同じです。
「菩提樹の咲く庭で」「碧き星」は歌の風景を描くように繊細に聞かせ
3曲目の「君の声」では力強くタンゴを歌い
ここですでにブラボーが飛びます。
今年の日本公演では、一番声が充実しているように聞こえました。
そして早くも第一部の山場、「君が欲しい」ですが、もう圧倒的でした。
東京の時はエレガントな演奏に身をゆだねたという感じでしたが
金沢はグングンとカレーラスにひっぱられて振り回される勢い。
たぶんカレーラスもとても調子がよかったのだと思いますが
弦楽四重奏をどんどんリードして、楽団も彼独特の「揺れ」に
一生懸命ついていく感じ。
そして最後はこれまた大音量で締めくくり、会場も盛り上がりました。
「いいんだろうか、既にアンコールみたいに声も盛り上がってる・・・・」
あまりの迫力にクラクラと眩暈がしそうです。

次の歌はトスティの「開けておくれ」ですが、ここでちょっとハプニング・・・。

11月3日、小松空港に到着しました。
♪は?るばる来たぜいしかわ?♪
もちろんカレーラス金沢公演&永平寺という聖地巡礼?のためです。
小松空港の周りの木々は美しく紅葉していて、思わず
「ああ、この紅葉をカレーラスはご覧になったのかしら・・・・」とため息。
この後、何をやってもこの言葉が出て来ます。

石川県内の「イベント・祭り情報」には「3大テノール ホセ・カレーラス公演」も載っていて
県内でも静かな盛り上がりを見せています。
ちなみに他に何が掲載されているかというと
「輪島かに祭り」 「第10回これでもか!太鼓」 「サンタさんのイルカショー」など。

ほら、あのマツイさんもカレーラスを歓迎していますよ。
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「やあカレーラスさん、ようこそ石川へ。ヒデキ、カンゲキ?!」

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私にも夢がある・・・・来年のカレーラス来日は3公演すべて見に行くこと。
それで翌週の大阪ベル・エポックコンサートは見送ったワケですが
悪魔はいつも私に微笑む

以上、松井秀喜ベースボールミュージアムを見てから金沢市内へ。


時はちょうどランチタイム。さっそく近江町市場へ向かいます。
東京とほぼ同じ気温ですが、やや肌寒かったので腕組みをして眉間にシワ寄せて歩いていると
「そんな難しい顔しないで、こっちにおいでよ?」と
市場のおじちゃんに声をかけられ、思わず顔がゆるみます。
あちこち物色したあと、一軒のお寿司屋さんに並ぶことにしました。
土曜日でしかも祭日、どこのお店も込み合っています。

待つこと約40分。その間一緒に順番待ちをしていた大阪のオバチャン劇場
退屈することはありませんでした。

オバチャン「ねえねえ、いつまで並んでんの??(旦那サンに)」
旦那サン「う???ん・・・・・・」
オバチャン「だってこの2人(と、私と相方を指差して)ず?っと並んでんよ?。そんなん並んででも時間のムダや。他行ったほうがええんとちゃう?」
私(心の叫び)「そ・・・・・そんなムダムダ言わなくても・・」
旦那サン「・・・・・・・・・(無言)」
お店の人「お待たせしてま?す、お2人でお待ちの○山さま?、○山さま?」
 (○山さんが見当たらないご様子)
オバチャン「はーい、はい、はい、ウチ、T田。」
周りの人(心の叫び)「だーかーら、T田さんじゃなくて○山さんだってば!」

(注)大阪弁は完璧に覚えておりません。

やっとありつけた?
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おいしい?!お店の方は珍しい地魚の名前を丁寧に説明してくれました。
カレーラスにもこの美味しいお寿司を召し上がっていただきたい・・・・
ん?ホセ様はお寿司たべられるのかなあ?

その後スグ、金沢といえばお菓子も豊富・・・・・ということで
目の前に現れた「森八」で上生菓子とお抹茶をいただきました。
上品なお味ですね?。
いくつか目に止まった和菓子をお持ち帰りにし
コンサートに備え、一度ホテルに戻って少々仮眠をとりました。
あのカレーラスの歌でさえたまにウトウトウットリしてしまう
わが亭主のためです。

そしていざ出陣。石川県立音楽堂へ。
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ホセ・カレーラスの金沢ベル・エポックコンサートが終わりました。
もしかして今回一番良かったかも!
アンコールは東京ベル・エポックとほぼ同じです。

今回の日本ツアーで初めて「この歌をルチアーノ・パヴァロッティに捧げます」と言って
「静けさに歌う」を歌いました。
東京でこの日追悼コンサートがあることをご存じだったのでしょうか?
今回のツアーでこの歌を3回目聞きましたが
今日は格別でした。
カレーラスも溢れる感情を隠そうとせず、悲哀に満ちて
その顔を涙なしで見ることは出来ませんでした。
多くの人が涙を流し、歌い終わると拍手と共に立ち上がっていました。
カレーラスは「思いを共にしてくれてありがとう」と言うように、
頷きながら会場に深くお辞儀をしました。

この歌、先日に続き、また終演後に「パッショーネ」と発表されていましたが
違うのでは…
(家で確認したんだ?!)
お願い、誰か訂正して?…

↑ 違ってるのは私だよ?
月曜に戻ってから金沢のレポ書く予定です。
覚えていられるかな…?



(11/5 お詫びと訂正)
今日帰宅したのでもう一回CDを聞いてみましたが
う?ん、やっぱり発表通り「パッショーネ」のような気がしてきました。
よってタイトル及び本文を訂正させていただきました。
読んで下さっていた皆様、申し訳ございませんでした。

Northern Lights Northern Lights
Sissel (2007/11/06)
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ノルウェー出身の歌手、シセル
私もとても大好きな歌手です。天に届きそうなくらい澄んだ声、そして何を伝えたいか
しっかりした意思を感じさせる歌声の持ち主です。
スケートの荒川選手が使用した「You raise me up」はケルティック・ウーマンで有名になってしまいましたが
私は断然シセルの歌の方が好きですねぇ。

そのシセルとカレーラスが共演しているクリスマス向け?のCDが
今月発売予定です。(11月6日予定)
また美女と共演ですよ。モテる男は忙しいねェ。
メインはあくまでもシセルであり、カレーラスはゲスト出演ですから
彼の歌は少なそうです。
アルバム「Around the world」に入っている「Quando sento che mi ami」を2人で歌っています。

私は発売日を1ヶ月間違え10月6日と思い込み、9月末にあわてて予約しましたが
10月6日には当然届かず、当然店頭にも並んでいなくて
思わずアマゾンに文句のメール送るところでした・・・・恥ずかしい?

DVDも出るようですが、これはCDを聴いてから考えます。
金沢から戻ったら届く頃かな?。

これとは別に「Christmas In Moscow」というライブ録音CDも今月13日発売のようです。(詳細はこちら・・・あまり詳細でもないですが^^;)
2002年にシセル、ドミンゴ、カレーラスで歌ったモスクワのクリスマスコンサート。
発売日はあくまで予定でしょうから、気長に待ちましょう。
うまく発売されたら、今年の私のクリスマスは3テナーとコレですね。
28日の「テノールリサイタル」は胸が痛むような感動が後々まで続いていましたが
今回の「ベル・エポック」、一晩たってもまだ金色の光に包まれた幸福な時間に浸っているようです。
そしてまた私は脳内でホセ様とワルツを(以下同文)・・・・

第二部
大地と海/そして小鳥は(以上プッチーニ)/ナポリのセレナード(レオンカヴァッロ)
ヴァルス・コケット(レオンカヴァッロ・演奏のみ)/
つばめ(モレーラ)/君への愛ゆえに(リバス)/
カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲(マスカーニ・演奏のみ)/
遥かなるわが故郷(ガルデル)/禁じられた音楽(ガスタルドン)


プログラムを見ると「へぇ?、これ全部ベル・エポック?」と思ってしまいます。
みんなほぼ同時代に活躍していたのですね。
しかし、第二部はこれが「ベル・エポックコンサート」だと忘れてしまうほど
カレーラスは光り輝き、他は全て消えてしまったかのようでした
気がつけば「あ、弦楽四重奏いたの?」というくらいの(←失礼な・・)
圧倒的な存在感。

第二部に入ってからはますます声にエンジンがかかってきたようです。
もう誰にも止められないこの勢い。
つばめ」は何度か生で聴きましたが、今回は本当に心に響きました。
ツバメはまた帰ってくるけれど、僕はもう君のもとへ帰らない・・・・という男心がグッときます。
君への愛ゆえに(ルゾー)」はどこまでも甘く甘く
カレーラス独自のテンポの揺れに、四重奏もよく合わせていました。
禁じられた音楽」も、安定した歌声で何年か前に日本で歌った
三大テノールコンサートでの歌声を彷彿とさせました。
情感あふれる歌唱に、場内が飲み込まれていくようです。

四重奏の選曲もカレーラスの選曲ととてもマッチしていて違和感は全くありません。
「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」はあまりの美しさに感動。

アンコール
?僕に寄り添う影
?夢見るフィレンツェ (後ろの席に向かって)
?静けさに歌う(←注)
?ヴリア(望郷)
?彼女に告げて
?ヴィエルノ(冬)


(注)終演後のアンコール曲名発表では?「パッショーネ」となっていましたが
私は「静けさに歌う」だと思います。


僕に寄り添う影」はモト歌が「ワルソー・コンチェルト」ですから
弦楽器が入ったほうが雰囲気が出ます。とてもよかった♪
今日の「後ろの席の歌」は「夢見るフィレンツェ」。たぶん一度くらい聞いたかも・・・でも記憶にない歌でした。
とてもロマンティックな歌で、まるでバルコニーのジュリエットに歌いかける
ロミオのように見えたカレーラスでした。
その甘い歌声に後ろの席の皆さんも感激!のようで
彼が歌い終わるとたくさんの人が立ち上がります!
もちろの「前の席」からもため息が洩れるほど。

私の本日初スタオベは、今日は3曲目「静けさに歌う」。
もう我慢できなくなって立ち上がりました。
恒例の花束の嵐の後、4曲目の前奏が始まり思わず叫びそうになりました。
ヴリア(望郷)」です。待ってました、とばかりに客席から拍手。
カレーラスの叫びにも似た、一途な故郷への思いが胸を刺します・・・・
もう、泣けないハズがありません。終わるや否や、私もついに初ブラボー。
たくさんの人が立ち上がり、場内総立ちとなっていました。

声の調子はますます上がり、五曲目の前奏・・・・ああ、ついに!
彼女に告げて」。私が本格的にカレーラスにハマった1曲です。
カレーラスの得意技?「泣き節」が何度も聞けるこの歌。
もうすべてのツボにはまって、本当に泣けてくるのです・・・・・
ラストの一節はカレーラス自身もあふれるものを抑えられないといった締めくくりで
歌い終わらないうちにもう拍手が起きていました。
ああ、神様ホセ様カレーラス様。今日私にこの歌を聞かせてくれてありがとう。

アンコールのラストは「ヴィエルノ(冬)」。
まさか今日も聞けると思っていなかったので、コレこそ前奏で狂ったように拍手&バタバタ足踏み
先日吐き捨てるような歌い方が印象的だった1番の歌詞の終わりは
今日は恨み節たっぷりながらも、堂々とした歌い方でした。
これもまた、心を打たれます。
あまり日本では知られていない歌ですが、いい歌を発掘して私たちに聞かせてくれますね。
カレーラスに本当に似合う歌だと思います。

ところで先日私が考えた「勝手にお願いしたいアンコール」は
7曲中、5曲を既に聞くことが出来ました。
書いてみるモンですね?
残る2曲は「アランフェスより愛をこめて」と「愛のメランコリー」。
金沢で聴けるといいなあ。

「ヴィエルノ」を歌い終わり、今日もやっぱり総立ちのサントリーホールです。
カレーラスも楽団もみんな舞台から去ってしまっても
多くの観客はまだ名残惜しそうに残っていて拍手を続けます。
するとカレーラスが一人で出てきて、笑顔で最後の挨拶をしていました。
東京のお客様とは、今日でお別れです。
私は拍手で手を痺らせながら、心の中で何度も叫びました。

「金沢で、金沢でお会いしましょう!!」

テノール:ホセ・カレーラス
ピアノ:ロレンツォ・パヴァーイ
演奏:イタリア弦楽四重奏団
東京・サントリーホールにて


10月31日、サントリーホール「ベル・エポックコンサート」に行ってきました。
金沢もあるので、このレポはコンパクトにまとめます。

第一部
菩提樹の咲く庭で(シュレーカー)/碧き星(ツェムリンスキー)/君の声(アルベニス)
愛の挨拶(エルガー/演奏のみ)/花嫁の歌(ラヴェル)/君が欲しい(サティ)/最後の歌(トスティ/演奏のみ)
開けておくれ(トスティ)/秘密(トスティ)/
君を愛す(グリーグ)(←「ああ甘美な夜よ(トスティ)」から変更)


28日のテノールリサイタルとは違って「カレーラス本来の歌声」が堪能できました
深くそしてどこまでも広がっていく歌声。透き通ったピアニッシモ。
そうです、これぞカレーラス
座席の関係かしら。カサカサした感じはなく
声にパックしたかのような、潤いのある歌声です。

誰ですか、衰えって言ったのは?        ⇒私です。
本当に申し訳ございませんでした、カレーラス様。

さて19世紀末から第一次大戦直前くらいまでに活躍した作曲家の作品を集めたのが
今回のコンサート「ベル・エポック」です。
第一部はCD「ベル・エポック」に収録されているものが中心ですが
やっぱりCDとナマは違う!
ベル・エポック ベル・エポック
カレーラス(ホセ) (2006/05/24)


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特に期待していたのが「ジュ・トゥ・ヴ(君が欲しい)」。
三拍子のリズムが流れるように演奏され、カレーラスの歌声も一緒に心地よく
流れていきます。
豪華なサロンでドレスなどを着て聴いている気分です。
そしてそこにも、あそこにも、音楽にあわせてワルツを踊るカップルが見えますよ。
(・・・・と、ここから妄想大爆発)
声も調子がよいらしく、自在にコントロールするカレーラス。
やがて四重奏の間奏になると、私の脳裏にはホセ様と踊る私の姿が・・・・
と想像してしまうような、リラックスした雰囲気で楽しい演奏会です。
そうです、「良き時代」の音楽を楽しもうというコンサート。

イタリア弦楽四重奏団の演奏もカレーラスの歌を一層引き立てます。
弦の音がとてもきれい。
パヴァーイさんのピアノはもう言うまでもなく、一音一音がまるで宝石の輝きです。

トスティもこの時期の作曲家。。。。ということで今日は2曲。
CDの曲ではなく、日本でもお馴染みの歌を聞かせてくれました。
何度聴いてもカレーラスのトスティはイイ!!
演奏が終わった後、なかなか鳴り止まない拍手がそれを証明するようです。

第一部ラストは曲目変更。
トスティ「ああ甘美な夜よ」からグリーグの「君を愛す」へ。
そういえば今年はグリーグ没後100年だった!
カレーラスにも、私たちファンにも思い出深い大切なこの歌。
今回ももちろんカタルーニャ語で。
最後の「永遠に、君を愛す」というところは正面を向いて
私たち聴衆全員に向かって大音量で締めくくってくれました。
ブラボー!!!
(続く)

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