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That is a question・・・・・

何度ポチっと押してしまおうと思ったことか。
でも結局押せずにページを閉じてしまいます。
どうしてこんなに決断できないのでしょう。
結局行くことはわかっているのに。


それは今月から公演が始まる
アントニオ・ガデス舞踊団の「血の婚礼」。


亡きガデスの作品を残すために
かつての舞踊団が再結成したことを
心から喜んだものです。
ガデスの細部にいたるまで完璧に近いほどに作られた作品は
絶対に後世まで伝えていかなければ、と思っていたからです。


舞台監督はガデスの相手役だったステラ・アラウソ。
ガデスを知るダンサーが再び集まった中で、
注目は「アントニオ・ガデスの役を誰がやるのか」ということです。
白羽の矢はアドリアン・ガリアに立てられました。


アドリアン・ガリアは日本でフラメンコクラスを持ち
教授活動を行っていたので、よく知っていました。
現在41歳。私がガデスと出会った時
彼は既に50歳近かったのですから
かなり「若返った」ことになります。


今回の公演は「カルメン」と「血の婚礼/フラメンコ組曲」。
「カルメン」はバレエ狂の友人と一緒に見に行く約束をし
「血の婚礼」は大好きな作品だったので、是非見ようと思い
自分でチケットを予約する予定でした。


が、ある日。
新生ガデス舞踊団のデモ動画を見てしまいました。
しかもあの「カルメン」の名場面、「ハバネラ」のシーンです。
舞台でもビデオでも、覚えてしまうほど繰り返し見た場面でした。
ガデスの作った舞台装置、照明、振付、相手役のカルメン、
全てがそこにありました。
足りないのはたったひとり。
でもその「ひとり」がいないだけで、その舞台は私がかつて見たものと
全く違うものに映って見えました。
ダンサーが変われば作品が変わるのは当たり前なのですが
アントニオ・ガデスの「カルメン」は「こう!」という型?みたいなものがあって
彼自身も常にその完璧さを追い求めていた人ですから
その「型」が崩れて見えたときの衝撃といったらありません。


これは誰が悪いのでもないのです。
アドリアン・ガリアがガデス役を引き受けてくれなかったら
(しかも、きっと誰もやりたがらないであろう役を)
この舞台は成立しないのですから、むしろ彼には感謝しています。
それなのに、どこにもぶつけようのないこの思い。
絶対言ってはいけない「彼だったら腕の伸ばし方はもっとこう」
「彼だったら身体の角度はもっとこう」という言葉を
思わず言ってしまいそうになり、胸がつまります。


それ以来、公演ポスターを見るたびに「ああ、違う・・」と
ため息をつく始末。


「血の婚礼」のチケットはまだ残席があるようですが
いつ完売になるかわからないので
そろそろ、もうそろそろ決断をしなければならないのです。


To be or not to be,
That is a question・・・・


血の婚礼 血の婚礼
カルロス・サウラ、アントニオ・ガデス 他 (2001/11/21)
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