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本当に素晴らしかった金沢でのカレーラスのコンサートが終わった夜
私は「石川県立音楽堂&オーケントラ・アンサンブル金沢情報誌“カデンツァ”」を読んでいました。

20071103234707.jpg


フロリアン・リイムさんというOEK(オーケストラ・アンサンブル金沢)の
ヴァイス・ゼネラル・マネージャーによるカレーラス紹介が掲載されていたのです。

「どれを歌っても感情爆発の最後の一線で踏みとどまり、確かな理性をきかせてくれる」
その通り!
ものすごく情感にあふれているけれど、決して感情に飲み込まれず
うまくコントロールされているのがカレーラスの歌の醍醐味。
このバランス、絶妙。

本文はカレーラスの歌と出合った少年時代のエピソードから
三大テノールの話、そして白血病を克服した話へと続きます。

そこに気になるカレーラスの言葉がありました。
「私は幸運です。病と薬は耳と声帯に全くダメージを与えなかったからです。
・・・(略)一部耳が聞こえにくく、声も枯れていますが・・・・。
完全に回復したことに感謝しています。」


耳がきこえにくく、声も枯れている?

それは病気回復直後からなのか、最近のことなのか
闘病による影響なのか、加齢によるものなのかは
本文でははっきりと読み取れないのですが
あれだけの歌唱をきかせるカレーラスが、多少なりとも自分の身体で
歌う上での不具合を感じていたとは知りませんでした。

この一言は私にとってはかなりショックなことでした。

それをカバーするためにどんな努力をし、どんな工夫をしてきたのでしょう。
言葉にならない思いで胸がつまるようでした。

最後にカレーラスはこう締めくくっています。
「私にとってもっとも重要なことは、残りの人生があることなのです」

同じような言葉は今までに何度か聞いてきましたが
彼の歌を聴いたその夜、この時ほど重く重くこの言葉が響いた日はありません。
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