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今年のホセ・カレーラス公演でアンコールの度に聴く事が出来たのは
アカンポーラ作曲のナポリターナ「Vierno(冬)」。
いま一番好きな歌です。

初めて聴いたのは数年前のリサイタルでのアンコールでしたが
「何とカレーラスに合った名曲を見つけてきたのだろう!」と驚き
研究熱心なカレーラスに脱帽したものです。

調べても調べてもこの曲についてまったく資料はみつからず
そのうちにCDがリリースされました。
日本に入ってくるのはとても大変だったらしく、輸入盤をやっとの思いで手に入れ
国内盤が出るのは更に数ヶ月かかりました。

愛のメランコリー愛のメランコリー
(2003/09/21)
カレーラス(ホセ)、アンサンブル・ウィーン 他

商品詳細を見る

私が持っているのはこんなデザイン。
malinconia.jpg

この写真は確か、ウィーンで記念切手になったものだったと思います。

歌の内容は
恋人を失ったある男。冬に冷たい雨が降り続き、雪になりそうな夜には
一人淋しい身を嘆く。
不憫に思った彼の母親が、毎晩息子の部屋を暖めてあげようと火をおこすが
男はそんな母にも八つ当たり。
「何のためにそんなことするの?母さんの腕の中ですら僕を暖められないのに」
男はそんなことを言ったことを後悔もするが
去った恋人だけが僕を暖められるのだ、
でもあの人は遠くにいて僕のことなんか考えもしない・・・・・とひたすら嘆く。


もちろん原詩はもう少しメランコリックで美しいです。

冷静に考えたらどうしようもない男の話ですが
こんなことも美しい詩とメロディーで朗々と歌ってしまうのが
ナポリターナのよいところ。

特にカレーラスが歌えば、メロディーのよさと何より男の悲哀が手にとるように伝わり
心から同情させ落涙までさせてしまいます。
今回の来日で3回聞きましたが、歌の最後の印象的な「僕の事なんて考えもしない!」というところは
1回め(リサイタル)はまるで吐きすてるように
2回目(東京ベル・エポック)では強く訴えるように
3回目(金沢ベル・エポック)は未練たっぷりに、と
毎回違う歌い方で感動させてくれました。

日本ではあまり歌われていないようで、プログラムの曲目解説にさえ
「この作品については資料がありませんでした」と書かれる始末。

本当はカレーラスの歌で聴いていただきたいのですが
Youtubeにはなかったので
(検索して出てくるのですが、「グァッパリア」という曲の間違いで・・・・・・
正統派ナポリターナの継承者といわれるマリオ・マリオーネさんの歌でどうぞ。


驚きました・・・・・・カレーラスに負けない名唱だと思います。




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