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昨年のキエフ・バレエ「ライモンダ」のアブデラフマン役
私の心のダンサー部門ランキング急上昇中のイーゴリ・コルプ。
彼の踊りを再び観に行ってきました。
レニングラード国立バレエの「バヤデルカ」です。

(以下、大妄想カン違いアリアリ超長文)





第一幕。コルプ扮する騎士ソロルの登場は意外に早かった。
アブデラフマン役ほどの濃厚さはないけれど、しっかりとした存在感。
恋人である舞姫ニキヤと愛を誓うシーンでは、コルプの周りの情景が
バラ色
に輝いていました。舞台照明は薄暗い月明かりの中、といった様子でしたが。
そんなラブラブの二人に、私の心もドキドキ。

そんなに愛しているニキヤがいるのに、藩主の命に従って
ソロルは藩主の娘ガムザッティとの婚約を受け入れます。
何だか自分でもワケがわからないうちに
どんどん話が進んでしまい、ソロルは戸惑っているようにも見えます。

第二幕。ガムザッティとソロルの婚約式。
「え?、やっぱりそっちと結婚しちゃうの?
そんな優柔不断さは多くの女性の反感を買うわけで
私も普通なら「最低男め!」と吐き捨てるところですが
そうはさせないのがコルプのソロル。
ガムザッティと幸せそうにしているかのように見えても、時折フッと顔を曇らせて見せたり、
後ろを向いたその背中がウネッウネッと妖しげにしなり、
それが苦悩するソロルの心情を表わしているかのようです。
「そう、藩主の申し出は断れなかったに違いない・・・・でも
ニキヤのことを忘れないで欲しいのー」
見る側の勝手な思いがそう感じさせるのか・・・

二人のための祝いの席で、ニキヤは踊りを披露します。
それをまともに見られないソロル。
ここからはきっと素晴らしいニキヤの舞を堪能すべきところでしょうが
私の目は座っているソロルに釘付け。
ニキヤから視線を離しつつも、たまにチラ見したり
ああもう耐えられないといった風に手で顔を押さえたり
オイシイ場面でありました?。
踊っていないときも、どうしてこんなにコルプから目が離せないのでしょう。
ますますソロルに同情してしまう私でありました。
ソロルの心の葛藤にこちらも動かされ、あまりに切なくて切なくて
第二幕の終盤は涙をこらえるのが大変でした。。。

ニキヤは踊りの途中で毒蛇にかまれ、死んでしまいます。
以前からニキヤを我がものにしようとしていた大僧正が解毒剤を与え
自分の愛を受け入れるように言いますが
ニキヤは拒絶し解毒剤を捨て、息絶えます。
その潔さ・・・・・ドン・ホセに殺される前のカルメンを思い出します。
それに比べてソロルの情けなさでも
私の心は既にソロル寄りですので、そんな事よりニキヤを失った彼の悲しみに
心が痛みました・・・・

第三幕。悲しみにくれるソロルの心は闇の王国へ。
そこでニキヤと再会します。でも第一幕のような幸せだよ?な感じはなくて
ただ二人の踊りは美しく、ぼーっ・・と見ていました。
闇の国でもソロルの背中は苦悩しているような。
「これでいいのだろうか、これでよかったのだろうか」と。

ガムザッティとソロルの結婚式。ソロルはすっかり開き直ったように見えます。
二人の喜びの舞に、亡霊のニキヤが現われ三人の舞に。
ニキヤと手を取って踊るソロル。何て悲しい場面。
そして三人の舞の最後に、ニキヤが二人の前に花をパラパラッと落とします。
どういう意味なのかな・・・私は「幸せになってね」なのかと感じて
涙がドドーっと溢れそうになりました。
その花を手に取ったソロルはハッと我に返ったような表情になり
花をガムザッティに投げつけますが
神からの罰が下り、世界は崩壊する・・・・・という幕切れ。
人々は死んでしまうというストーリーですが、何故かソロルはニキヤの亡霊を追うかのように
舞台奥へ走り去ります。
ん??、どういうことかしら?
あらすじを知らなければ、ニキヤを追って闇の王国へ行きました・・・と捉えそう。

上演中のほとんどの時間、コルプだけを見ていたので
他のことは全く覚えておりません・・・・・・
カーテンコールでは舞台で受け取った花束をコルプが客席に投げる
(というか、オーケストラピットに落ちた・・)という、粋な場面もありました。
そして芸術監督・ルジ様もステージに登場?
いや?、期待はしていたけれど。本当に出てきてくださるとは!
う?ん、白いシャツと普通のパンツ姿なのに、こんなに存在感があるとは。。

コルプの細かい役作りに感動。これからの彼に目が離せなくなりました。
特に、あの背中・・・・後ろを向いていても、常に何かを語っているかのようです。
今月もう一回彼の踊りが見られる幸せ。
次は客席で叫んじゃうかも???

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コメント
さすがだわ~
いつもあなたのレポには感心するわ。
あらすじを適度に織り交ぜつつ感想をまとめる、というのが私は苦手。
ついつい細部を熱く語りたくなるからでしょうね。
私もソロルにあんなに同情できたのは初めて。
さすがコルプ!
共に目が離せないというのは楽しいわね~
2008/01/14(Mon) 22:26 | URL | ほみ | 【編集
ほみさんへ
そんな、ほみさんにお褒めいただくなんて・・・・
まだまだ稚拙なレポでホントお恥ずかしい。
それはさておき、コルプの踊りは麻薬のようで
日がたつにつれ、「また見たい!」思いが強くなります。
あ~あ、「白鳥」も見ればよかった・・・なんて言っていたら大変なことよね~。
オリジナルなコルプだけのバジルが楽しみ!
2008/01/15(Tue) 21:57 | URL | アヌビス | 【編集
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