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少し前にカレーラスの「アンダ・ハレオ」のことを書いたら
久しぶりに聴きたくなって、このCDをかけています。

スペインの歌 第2集スペインの歌 第2集
(1997/07/25)
ベルガンサ(テレサ)

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スペインが誇るメゾ・ソプラノ、テレサ・ベルガンサ。
彼女の歌をはじめて聴いたのは10代後半のこと。
初めて聴いた「カルメン」はベルガンサ。艶っぽく、上品な印象でした。
大学合唱団で歌ったシューマンの「女の愛と生涯」を勉強のため聞いたのも彼女の歌。
カレーラスが音楽監督をしたバルセロナ・オリンピック開会式にも出演していました。
ビロードがかったような聴き手を包み込む美しい声の持ち主です。

2004年の夏、どうやらベルガンサが日本で最後となるリサイタルをするらしい、ということを知り
オペラシティのコンサートホールに向かいました。
生で彼女を聴くのは最初で最後。
何年も、彼女の歌を忘れていたのにその日聞きに行く気になったのは、
フェデリコ・ガルシーア・ロルカの「13のスペイン古謡」を歌うと知ったからです。
この中には「アンダ・ハレオ」のほかにも「18世紀のセビジャーナス(ビバ・セビージャ)」
ラ・タララ」などフラメンコで歌われるものも多く、
特に「ソロンゴ」はフラメンコ習い始めの時に踊った思い出の曲です。

コンサートはギター伴奏だけで進められました。
「13のスペイン古謡」の時彼女は少し高めの椅子に腰掛けて歌い
その姿はまるでフラメンコのカンタオーラのようでした。
美しい声は健在で、日本で最後となるのは惜しい気がしました。

歌が踊っている。
その日のベルガンサの歌は、まさに「踊っていた」のです。
身体を動かすだけが踊りではない、という事を感じた瞬間でした。

フラメンコ練習生が大抵最初に習う「セビジャーナス」。(そして大苦戦するのですが・・)
初めての発表会で歌ってもらって踊ったのが「18世紀のセビジャーナス」。
他の曲では出だしのタイミングがわからないので、当日のカンテさんに
「すいません、『ビバ・セビージャ』で本番お願いします」とみんなで直訴しました。
そんなことを思い出しながら聞いたのですが・・・・

ベルガンサが踊りだした!
といっても、椅子に座って歌いながら軽く身体を動かす程度ですが
それはまさに「セビジャーナス」!!
スペインの人が生まれながらに持っているリズム感と「粋」。
かなわない、と思いました。ちょっと肩や腕を揺らすだけなのに、見事なフラメンコだったのです。

その時私はフラメンコをやめていましたが
まもなくアントニオ・ガデスが亡くなり、私がフラメンコに復帰する妄想ストーリーへと続きます。
2004年の夏は運命の波にのまれる不思議な体験が続きましたが
それを予感させる一夜だったと、いまもまた妄想にふけるのです。

↓ テレサ・ベルガンサの歌う「18世紀のセビジャーナス(ビバ・セビージャ)」。
  若い頃の歌なのであまり踊っていませんが(笑)歌は素晴らしいです。






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