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Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」に行ってきました。
オフィーリア

ロンドンのテートでも見ましたが、確か今回3回目のオフィーリア。
新宿駅・JRと京王線をつなぐ地下通路壁面にある
このオフィーリアにじーっと見とれている方々が、毎日のようにいらっしゃいました。

久し振りに再会したオフィーリアの絵を見て、まず目を奪われたのは
川のまわりに描かれた植物のあざやかさ。
本物のように生き生きと描かれていて、緑の爽やかな香りが漂ってきそう。
初めてこの絵を見た時は、オフィーリアの悲劇を思ったり
沈みゆく彼女の表情に胸を痛めたものですが
絵画というものは、見るたびに違う印象を私たちに与えてくれますね。

今回の「ミレイ展」ではラファエル前派での活動後の作品が多く含まれ
これが大変興味深かったのです!
(ラファエル前派は→こちら)
彼の芸術活動において、ラファエル前派時代は決して長くなかったことを初めて知りました。
新しい表現、とくに唯美主義時代の作品は本当に美しい。
「ただ美しさのみを追求する」ということを考えれば
ミレイの絵画は難しい言葉を並べる必要はなく
ただただ美しさに酔っていてもいいのかもしれないと。

大変懐かしい再会もありました。
A.テニスンの詩集、彼の詩「マリアナ」のための挿絵。

これは見たことがあるゾ・・・・

ラファエル前派と出会ったのは英文学を専攻した大学生のとき。
テニスンの詩「The Lady of Shalott」の授業ででした。
論文発表のためにテニスンのいろいろな詩を読まねばなりませんでしたが
その頃「Mariana」の詩も読んだのでしょう、
顔を伏せて嘆き悲しむ女性の挿絵は印象的でした。
この絵はミレイの描いたものだったのね。
埃っぽい図書館の香りを思い出し、若かりし頃(?)の記憶の中にしばし遊んでおりました。

ラファエル前派の勉強をもっとしたくて、専門のゼミに進もうと思ったけれど
授業のある日は所属していた合唱団の大切な練習日と重なっていてあきらめました。
その選択はある意味正しく、私の人生を充実させてくれました。
でもこっちを選んだら、また別の私がいたかも?

勉強はいつだってできるじゃない! これからだって。
「マリアナ」の挿絵を見ながら、ふとそんなことを思いました。
その時にしか学べないことを学ぶ。
英詩の世界をこれから楽しんで勉強するのもいいじゃない?
そうだ、そうしよう

・・・・・・・・と、しばし感動の妄想にふけりながら美術館にいること2時間。
それは本当に楽しく喜びにあふれた空間でありました。
ミレイの作品はその背景にある物語を想像させ
見る人によって、その世界が違ってくるのも面白いところ。

肖像画に描かれた人は、何か言いたそうな目をしているし
美しいスコットランドの風景画には、私たちを癒してくれる自然の力を感じます。
そしてすべての作品に感じる、ミレイの絵に対する情熱と
人物や風景といった「モデル」への愛情。

10月26日まで。おすすめです。
私もあと何度か、足を運びそうです。


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コメント
No title
何を隠そう、ワタクシも電車のつり革のこの絵をみて衝撃をうけた一人!受胎告知以来?
久々にビビビと来ました。
○○派とかあんまり詳しくはわからないのですが見に行こうと思ってま~す!
2008/09/02(Tue) 10:46 | URL | クッキー | 【編集
クッキーさんへ
なぜか今週は失業中?で、せっかくだからクッキーさんのように
妄想アート週間にしようかと♪

これはクッキーさんにかなりオススメですよ!
是非お時間あるときに、大妄想にひたってくださーい☆
2008/09/02(Tue) 13:17 | URL | アヌビス | 【編集
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