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第二部です。
モーツァルト/レクイエム K.626
ホセ・カレーラス(テノール)
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
フィオーナ・キャンベル(メゾソプラノ)
久保田真澄(バス)
デイヴィッド・ヒメネス(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団
藤原歌劇団合唱部


舞台の中央には大きな白い十字架が浮かび、演奏が始まると青いライトと
ステンドグラスが映し出されました。
一昨年のクリスマスコンサートもそうでしたが、オーチャードホールの舞台、
なかなか魅せてくれます。

ソリスト登場?・・・・で、女声陣に続いてカレーラス登場。
何だかとても珍しいものを見ている気分です。
「One of ソリスト達」っていう状況が・・似つかわしくないんです。
指揮者をはさんで下手側に女性陣、上手側に男性陣ソリストが座ります。
私は下手寄りのほうに座っていたので「ああああ?・・・行っちゃった。。。」な気分。
しかも指揮者の背もたれ?に隠れて
ホセ様が見えな?い(泣)
それでも首を引っこめたり顔を傾けたりしながら、ホセ様をのぞき見することに成功。

演奏が始まります。あの有名な冒頭。私の脳裏に映画「アマデウス」のシーンが浮かび
荘厳な合唱が始まりいよいよ・・・というところでホセ様に目を移すと

楽譜熟読中??

ふつうソリスト達は楽譜を開いて膝の上に置き、まっすぐ前を向いて座っていますよね。
ページめくるのもチラ見で。他の3人の歌手はそうしていました。
が。我らがホセ様は楽譜をほぼ目の高さまで持ち上げ
まるでエレガントに移動中の飛行機の中で、機内誌を読んでいるようなお姿。
目がテンでございました。こんなソリストは初めて見ましたよ

「ホ・・・ホセ様、みんなが見てますよ!これだけオケと合唱がいたって
会場の98パーセントはアナタだけを見ているんですよ!!」

まだ歌っていないのに、オペラグラス覗きこむ人多数。
私が必死で「フツーにしてください、お願い、フツーに・・」と念じても無駄。
ページを覗きこんだり、時に楽譜で顔を覆ったりするオチャメなホセ様。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛??・・・・・・・・・」私の心の叫びはむなしく響く。
そしてソリスト四人揃って立ち上がりました。

歌いだす前に、パタっと楽譜を閉じるホセ様。
「ナニ?ナニ?暗譜して歌うの? それで熟読してたの?」
そう思いきや、再び楽譜を開き出しました。
ありえないよ、この動き。。。。

そして私はふと我に帰る・・・・テノールの出だしは少し高いのでは
カレーラスは最近敢えて高い音を出すことは避けているようなので
大変失礼ながら心配になり、思わずハンカチを握った手に汗が(笑)
ああ??、くる、くる、どうしよう声がひっくり返ったら。

・・・・・しかし、なーんの問題なくカレーラスは歌ってしまいました。
当然ですわ。当然ですわ。。しかしドドッと疲れが出ました。

さて、カレーラスが他のパートのソリストとハモったらどうなるか。
これがものすごぉく美しいのですよ
テノールはソプラノ、アルトが入ると「内声」になりますが
この「挟まれ具合」は絶妙でありました。これがまた目がテンになるほど。

カレーラスはテノールパートを特に響かせたいところ以外は、
高音をほとんどあの誰にも真似できない美しい頭声で歌っていましたが
これが大成功だったようです。
彼の声は極上のサンドイッチの具となって(これは失礼だろうか?)
四人のソリストのハーモニーは大変美しく響いていました。

三大テノールでもこうはいかなかったなあ・・・・・・・・
アレはアレで、やっぱりプライドがぶつかっているからなあ・・・・・
などと考えながらも、あまりの意外さに開けた口をふさぐのを忘れて聞き入っていました。

テノールパートの聞かせどころでは、いつものように眉間に皺を寄せ
楽譜を右手に持ち替えて片手持ち(笑)、リサイタルで歌うように
左手を上げたり下げたりしながら熱っぽく歌います。
あまり見ないですよね、こういうソリストの人?。

そして「自分の感情を会場に伝えたい」という姿勢は変わらず
彼の発する言葉のひとつひとつが、祈りとなって客席に届くのがよくわかります。
心を動かされるところが、たくさんありました。


ソロパートを無事に終え、着席するカレーラス。
そしてまた楽譜を熟読(笑)
周りと違っていることに全く気がつかない、かわいいホセ様でした

そして感動のうちに演奏は終了。
楽譜を閉じたホセ様。「ああ?、読んだぞ?」っていう顔していました。
そうでしょうとも。一音も逃さずに読んでいたようでしたもの。
たぶん、普段の研究熱心さがこういうところに現われてしまうのですね。
周りの客席からも「お疲れみたいね・・・」と心配されるお声が聞こえました。

ん?演奏の感想は書いていましたっけ
明日はヘビーな仕事があるので、続きはまた明日に。

まだ続くのかって はい、そして次は土曜日の公演が待っていますよ




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