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8日のサントリーホールのリサイタルは彼のデビュー50年を記念する
スペシャル・コンサート。
噂では6月のリセウ大劇場に近いプログラム、ということでしたが
蓋をあけてみたら、新しくプログラムを作ったようです。
こういうサービス精神旺盛なところが、彼のステキなところ

第一部
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲集第一集 第8番 (オーケストラ)
ヘンデル/オンブラ・マイ・フ (ホセ・カレーラス)
ハイドン/ベレニーチェ、なにをしているの? (バーバラ・ボニー)


カレーラスの「オンブラ・マイ・フ」は最初のレチタティーヴォが入っていて
それがとてもいいんです。
ゆったりとした呼吸と長いフレージングで、聞いていて気持ちがゆったりとしてきます。
最初の♪Ombra mai fu?♪と歌われたら、目の前に美しい木々の様子が浮かんできました。
森林浴した気持です。今日もなかなかよいではないですか?

グリーグ/夢 作品48の6 (ホセ・カレーラス)
グリーグ/きみを愛す (ホセ・カレーラス)
グリーグ/春 作品33の2 (バーバラ・ボニー)


グリーグの歌曲を3曲並べてきました。
「夢」は初めて聴くかしら。とても魅力的な作品です。
カレーラスの歌唱はいつもと変わらず、歌曲の中にもドラマ性を感じさせます。
「きみを愛す」はファンの間では、すでにお馴染みの歌ですが
この曲を聴くと彼の人生のさまざまな出来事が思い出され
今日、この時にこの歌を聴くことができる喜びと感謝を
思わずにはいられません。
カレーラスが全身全霊で客席に歌のエネルギーを届けると同時に
客席からも、同じエネルギーを彼に送っているように感じます。
会場は一気に熱くなってまいりました。

バーバラ・ボニーの選曲がまた絶妙なんです
カレーラスの「オンブラ・マイ・フ」の後のハイドンは少しエネルギッシュに
そして「きみを愛す」で会場が大変盛り上がったところで、じっくり聴かせてくれました。
とても贅沢なコンサートです。

プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」間奏曲 (オーケストラ)
チレア/ 歌劇「アルルの女」より ありふれた話(フェデリーコの嘆き)  (ホセ・カレーラス)


「ありふれた話」はローマの三大テノールでカレーラスが歌った曲ですね。
前奏が流れると、急に私の目の前に夜のカラカラ浴場と
そこで歌う18年前の彼の姿がよみがえり、
今そこにいる彼の姿とだぶって見えていました。
きっと私のアタマがおかしくなっているのでしょう(笑)

間奏部分では、頭上を飛んでいる飛行機に投げキッスをする
18年前の彼が現れました。

病気から復帰して間もなかった彼と、今もなお世界の舞台で活躍を続ける彼の間に
どれだけの時間が流れていたとしても
決してかわらない歌への情熱、真摯な姿勢、客席に感情を届けようとする心。
言葉にならない感情が溢れだしました。

周りにいらっしゃる熱心なファンの方々も感じることがあるのでしょう、
目頭を抑えたり、すすり上げる音が聞こえました。
私は途中から口元をハンカチで必死に押さえながら(笑)
泣き声が漏れるのをこらえておりました。

はい、これも彼のコンサートではよくあること。
「ありふれた話」なのでございます。

そんな中で、これから私はゆっくりと、ゆっくりと
彼の歌手人生が幕を閉じるまで共に歩いて行くんだろうな、と
覚悟のようなものが出来てきました。

休憩です。私を泣かせて下さい(笑)
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