上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
前回の公演から2年たったのね。。。。
アントニオ・ガデス舞踊団」が来日しています。

今回は「アンダルシアの嵐」を復活させてもってきているのでこれと
愛してやまない「血の婚礼」の2公演を見ることにしました。
「カルメン」を見ないのは大決断ではありましたが・・・・・・・
「Verde」が聴けないのが残念だな。

3月1日。
半額チケットも出ている話を聞いたので、客入りを心配していましたが
この日は売り切れだったそうで、ホッとしました。
2年前はガデスグッズのコーナーは閑古鳥が鳴いていたのに
今年はかなり混雑しています。
本日は物色のみ。

さまざまな年代の客層です。
ガデス本人とともに時代を生きてきた人たち。
私たちのように、なんとかガデス現役に「間に合った」人たち。
そしてガデスを知らない若い世代の人たち。

「血の婚礼」。大好きなロルカの戯曲をもとに作られた舞台。
ステージに余計な装飾もなく、余計な照明もなく、余計な演出もない。
計算尽くされ、無駄をそぎ落とした作品。
音楽も種類は多くなく、何度も同じ曲が使われるけれど
飽きることはありません。

ガデスの代わりにレオナルドを踊るアドリアン・ガリアは
2年前より「自分の個性」が出てきているように思いました。
前回は私も彼の中に必死で「アントニオ・ガデスらしさ」を求め
彼もそうだったかもしれません。
今は、彼にそっくりに踊らなくてもいい、彼の精神が残ってくれたらいい、
作品も時代によって変わっていくのだ・・・・と思えるようになりました。
妻役のマイテ・チコがとてもよかった。踊りも安定しているし
夫に対する思い、愛情や嫉妬心、悲しみといった感情をよく表現していたと思います。
しかし他のキャストは心情表現がもう少しあってもよいのでは?

アントニオ・ガデスを知らない、若いダンサーが増えているんだなと感じました。
しかし作品の美しさは秀逸。何度来日しても、「血の婚礼」だけは毎回見るでしょう。

「フラメンコ組曲」はただただ純粋にガデス時代のフラメンコを楽しむことができます。
現代の複雑なサパテアード全盛?の扉をひらいたのはガデスだと言われますが
ガデスの作るサパテアードは「音楽」であって「雑音」ではありません。
だから聞いていても疲れないのです。
そして「歌」を決して邪魔しない。「ソレア」の歌を聴かせたいところでは
ちゃんと歌の邪魔にならない振付を作っています。

舞踊団の芸術監督ステラ・アラウソの踊りはますます野性味を帯びてきて
クリスティーナ・オヨスの土っぽい振付がよく似合ってきました。
ヒロインに抜擢された頃は、かわいいお嬢さんが必死に
巨人ガデスに挑んでいるようでしたが
いまは相手役アドリアン・ガリアを自分の懐に入れてしまいそうな存在感。

群舞がちょっと揃わないのが気になりました。
ガデス舞踊団は、かつて群舞では「軍隊のような揃い方」をしていましたので。
群舞を踊る人ひとりひとりから気迫を感じましたが
今はひとり、ふたりと手の挙げ方が違ったり、足の角度が違ったり。
きっとガデスは「それを個性」とは言わないでしょう。
「ダンサーは労働者だ」と考えていたガデスの精神を、団員ひとりひとりが理解するには
まだまだ時間がかかるのかもしれません。

アンコールのフィン・デ・フィエスタのプレリアが何とも楽しい。
この日は客席もノリがよく盛り上がっていたので
カンタオール(歌い手)たちは、歌も踊りもノリノリ!
彼らのちょっとした動きや振りが、ムイ・フラメンコ。粋です。
ガデス時代から歌っていたエンリケ・パントーハは日本でも有名で大人気。
出てきただけで拍手が止みません。
巨体を震わせて、チャーミングに踊ります。
フラメンコの楽しさってこれだよね?・・・・・・と改めて思いました。

次回は「アンダルシアの嵐」。
残念ながら、これだけはガデス存命中に見られませんでした。
「これはフラメンコではない」という彼の最後の作品。楽しみです。

スポンサーサイト
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。