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毎年ナニかが起きる6月6日(笑)。
今年はクッキーさんと一緒に京劇「覇王別姫?漢楚の戦い?」を観に行きました。

項羽と劉邦の戦い、追い詰められた項羽と愛妾虞姫との別れがメインのお話。
教科書に載っていたような気がしますねぇ。

項羽はなんとひとつの舞台でダブルキャストなんです。
京劇に詳しいクッキーさんによれば
文戯(歌唱をよくする役)と、武戯(立ち回りをよくする役)に分かれているのだとか。

なるほど、第一部は戦いのシーンが多く立ち回りが多い。
項羽が歌い始めたとき「ん?一応主役なんだよね?声量ないなぁ。
京劇の歌ってこれくらいなのかな」と思いました。
が、第二幕は虞姫との別れが中心で、その心情を吐露する歌唱が多く登場します。
項羽の第一声からして別人のようでした。
いや、「別人のよう」でなく「別人」だったわけですね。

何といってもこの日は虞姫を演じた趙秀君さんが秀逸。
声は張りがあり、豊かな声量、表現力豊かな歌唱。
オペラの女性歌手でも、ナマでこんなに感動する歌声に出会ったことはないかもしれません。
そして手の動きが優雅で美しい。

そういえばこの虞姫役はあの梅蘭芳の得意としていた役だとか。
パンフレットに当時の写真がありましたが、凛とした美しさが際立っていました。

第二幕、戦から帰って来た項羽を虞姫が迎えるシーンは
先日見た映画「さらば、わが愛」を彷彿させるものがありました。

京劇の舞台は「装置の早変わり」はほとんどありません。
それだけに役者の演技力が必要とされます。
部屋の中にいた虞姫が、庭に出て秋の月夜の様子を歌いますが
舞台装置は室内のままなのに、本当に薄暗い夜に月が輝き
心地よい秋の風が吹いているのを感じました。

そして「馬」の存在。
項羽には「烏騅」という名馬がいますが、これを引っ張ってくる馬丁の演技も見事。
本当に馬が舞台に登場するのではないかと思ってしまいました。
綱の引き具合で馬の動きがわかります。
馬の泣き声も、楽団がうまく鳴らすのです!
ですから最後に烏騅が自ら身を投げるシーンが本当に悲しくて。

カーテンコールはあっさりと終わってしまいました。
第一部はこのところたまっている疲れのせいで少し意識が遠のいたものの
第二部は引き込まれていき、あっという間だったように思います。

さて秋には京劇フェスティバルがあるそうですよ!
これは「芸術の秋」の幕開けにピッタリ、のようですね


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コメント
禁断のつぼ解禁!?
いつもはお一人様妄想アート鑑賞の京劇ですが
今回アヌビスさまとご一緒できてうれしかったわ!

実は私も第一部はちと違う世界に意識が遠のいたところもありましたが、項羽のダブルキャストどころか、どこからかわっていたのか
ちっともわからなかった!!
声量で別人と感じたアヌビスさまさすがです。
それにしても虞姫の歌声は、私も京劇はたびたび見ておりますが
久々に透き通る美しい歌を聴いたような気がします。
あれだけの声でしかもぶれずに、耳にも優しくはいってくる。
そしてあの手の動き。。。月夜などの情景や気持ちを指先であらわす。せりふのない場面でその情景を動きだけで見せる。
四面楚歌や覇王別姫のタイトルの意味を改めてしる作品でしたね。
レスリーチャンの映画を思い出したりもして・・・

そして秋にはフェスティバル!やっぱり梅蘭芳ゆかりの北京の劇団の公演かしらん??


2009/06/08(Mon) 23:00 | URL | クッキー | 【編集
クッキーさんへ
いろんな解説をありがとうございました!
これを自分たちで再現できないものか・・・・と
あれから妄想の嵐です(笑)。

やはり虞姫の「大王様~」から始めなければ。

またレスリー・チャンの映画が見たくなりました。
もう、これは麻薬ですね。。。。

ではまた秋にご一緒してくださいね♪
そうか、北京は梅蘭芳ゆかりの劇団なのですね^^
2009/06/08(Mon) 23:43 | URL | アヌビス | 【編集
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